編入体験談

2022年:豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学課程

自己紹介

名前:picc
出身高専:高知高専(化学系)
学科順位:1年:40/42 , 2年:20後半/42 , 3年:下から5番目くらい , 4年:20/37
受験年:2021
受験大学(受験科目):豊橋技術科学大学 応用化学・生命工学課程(学力入試)
併願大学:徳島大学(合格)
部活や資格:部活:吹奏楽部 資格:危険物乙種2,4,6種 TOEIC IP 620点

なぜ編入をしようと思ったか

4年進級時にコロナ禍が発生。「今年は就職氷河期になる」という担任の話を聞いて「今までの自分の成績じゃ就職なんてできないから進学しよう」と思ったことがきっかけ。

学年ごとの勉強内容

1~3年

クラス順位を見ていただければわかるように、本当に勉強しない学生だった。
テスト直前になって吹奏楽部の先輩や友達にあれこれ教えてもらい、毎回ギリギリで単位をとっていた。
1年生と3年生のときに複数個の単位を落とし、計3 回も再試のお世話になった。
特に3年生では「あと1単位落としたら留年!」という状況まで追い詰められた。幸いにも留年することなく(単位ギリギリで)4年生になれたものの、こんな状態で進学など頭の片隅にもなく就職一択だった。
3年生で落とした単位はなんと再試でも不合格になり、4年の12月まで再試を受けていた。
こんな時期まで再試を受けていたような人、私以外いないんじゃないかと(笑)

※落とした単位は全て再試で回収しました

4年前期

コロナ禍発生により、前期が全て遠隔授業になった。
この頃担任から「今年は就職氷河期だから就活大変だよ」という話があった。これを受けて自分の今までの成績を冷静に振り返った時、何を思ったのか「こんな成績じゃどこも就職できないから進学しよう!」という結論に至った。

遠隔授業の傍らで大学について調べ始めるものの、肝心の受験勉強は1秒もせず。

4年7月になんとな〜く参加した豊橋技科大のオンライン説明会で、なぜか豊橋技科大に一目惚れする。自分が行くべき場所はここだと確信し、豊橋技科大を大本命に定める。

…と編入する決意を固めたにも関わらず、夏休みも全く勉強せず終わる。インターン行っただけ(´・ω・)

4年後期

やっっっっっっと受験勉強開始。
9月末頃に編入数学徹底研究を購入。ペラペラとページをめくってみたが1ミリも理解できず。

※豊橋技科大の受験科目は数学、英語、国語だったため専門科目はしていません。

4年秋

数学

編入数学徹底研究を始めるものの、今までの数学をほぼ理解していない上にさっぱり忘れていたため解けるはずもなかった。低学年時の教科書を引っ張り出して、復習しながらちょっとずつちょっとずつ進めていた。この頃は1p進むのに2,3時間かかっていた。
豊橋の過去問を見てみたが、何を書いているのか全く理解できなかった。

英語

豊橋の英語はTOEIC対策でいけるとの情報を得て、まず金フレで単語の学習から始めた。
10月に受けたTOEICは340点だった。スコアどうこうより2時間座っている方がきつかった笑

この時期は1日2時間も勉強すれば良い方だった。

4年冬

数学

編入数学徹底研究を進めた。演習量が足りないと感じていたとき学校の数学の課題に似たような問題が載っていることに気づき、並行して課題も解いていた。微分積分はこの課題でかなり鍛えられた。

なぜか出来もしないくせに微積が大好きだったため、数学の勉強はそこまで苦にならなかった。特に三角関数の微分をパズル感覚でめちゃくちゃ解いていた。

英語

金フレだけでは限界を感じ、でる1000と公式問題集を購入。「金フレ→でる1000」という流れで毎日勉強した。たまに公式問題集も解いた。
でる1000は2月頃にようやく1周できた。

勉強時間は
12月:18時間
1月:76時間
2月:53時間

4年春休み

数学

編入数学徹底研究と学校の課題をひたすら繰り返していた。徐々に解くスピードが上がって嬉しかった。少しずつ豊橋の過去問も解いた。

英語

銀フレと速読英単語を購入。金フレと同時にこの2冊も勉強して、語彙を増やした。
単語、でる1000、公式問題集をひたすら繰り返していた。この頃から豊橋の過去問にも取り組み始めた。
リスニング対策として、単語帳の音声を1.6倍にして聞いたり、でる1000の英文を音読したりを毎日していた。これはかなり効果があった。

500点を目標に受けた3月末のTOEICが475点で、ちょっと悲しかった。

春休みは受験勉強に捧げると決め、とにかく勉強した。
気分が乗らなかったり急用でほぼ勉強できない日もあったが、精一杯頑張った。
春休みから本格的に過去問を始めたが、半分取れれば大喜びで、まだまだ解けなかった。

勉強時間は
3月:169時間

5年前期

英語

「金フレor銀フレ→速読英単語→でる1000」を毎日こなしてから豊橋の過去問や公式問題集を解いていた。過去問でわからなった単語をノートにまとめておぼえたりもしていた。
5月に受けたTOEIC IPで620点を取り、今まで頑張ってきて良かったと思った。

数学

今までと同じように、編入数学徹底研究と学校の課題を繰り返しつつ豊橋の過去問を解いていた。たまに和歌山大の過去問もやっていた。
この時点で編入数学徹底研究を20周近く解き、9割くらいはスムーズに解けるようになっていた。
6月が近づくにつれ過去問の割合を大幅に増やしたが、編入数学徹底研究は欠かさずやっていた。

国語(この時期から開始)

過去問を解いていた。四字熟語、ことわざ、慣用句も少しだけ覚えた。

面接

豊橋も徳島も面接があったため、6月に入ってから話す内容の準備をした。

受験校が豊橋しかなかったため、問題の傾向が似ている&TOEICが使える&近いことから徳島大を併願することにした。

4月末あたりから、ようやく英語と数学の過去問(春休みに何度も繰り返したやつ)で安定して半分以上取れるようになった。ただ、良くても7割ほどしか取れていなかった。
結果的に、何十回繰り返した過去問でも8割取れたことは1,2回しかなかった。
国語は安定して8割取れていた。

5月くらいから「内定でた!」「推薦受かった!」という話がよく耳に入るようになり、「落ちたら就活も何もしてないのに進路どうしよう…」と不安になっていた。
余談だが、全滅した時のことはめちゃくちゃ考えていた。最初は就職する気だったが、受験が近づくにつれて受験勉強が無駄になるのは勿体無いと思うようになり、もしもの時は専攻科を受験すると決めていた。

勉強時間は
4月:115時間
5月:145時間
6月:130時間

試験当日

試験内容

徳島大(数学、TOEIC提出、面接)

過去問が大学のホームページで公開されているため、そちらを見てください。

豊橋技科大(英語、数学、国語、面接)

こちらも過去問が大学のホームページで公開されています。

面接

徳島大

公開していいかわからないため、内容を公開することは控えます。申し訳ないです。

豊橋技科大

コロナ対策を理由に、3人ずつの集団面接だった。

内容は先輩方がネットで掲載してくれているものそのまま、という感じ。きついことを聞かれたり、圧迫面接されたり、とかはないので大丈夫。
私は異常に緊張し、訳の分からない事ばかり言ってしまった。

受験後、試験でそこまで手応えがなかったことと面接で派手にやらかしたことで結構落ち込んだ。

後輩に伝えたいこと

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
とんでもなく成績が悪く編入のへの字もない学生でしたが、大学に合格することができました。低学年時の成績が悪かった、推薦が取れなかったという人も頑張って欲しいです。
あくまで個人的な感想ですが、「編入試験は当日の試験の点数だけで決まり、高専の成績はほぼ関係ない」という噂はあながち間違っていないと思います。
受験勉強は辛かったですが、今は本当に頑張って良かったなと思っています。

合格した時の喜びは格別です。頑張ってください!

※徳島大学は辞退させていただき、来年から豊橋技科大に進学します。

オススメの参考書

  • 編入数学徹底研究
  • 金のフレーズ
  • 銀のフレーズ
  • 速読英単語 必修編
  • TOEIC L&R 文法問題 でる1000問