編入体験談

2022年:大阪大学 工学部 電子情報工学科

自己紹介

名前:うえにー
出身高専:北九州高専 電気電子コース
学科順位:3年次:1位 4年次:1位
受験年:2021年
受験大学(受験科目):大阪大学工学部 電子情報工学科(合格)
併願大学:東京大学(不合格) 九州大学(不合格) 広島大学(不合格)
部活や資格:5年間帰宅部 TOEIC:650
TwitterID:@yk_weny

なぜ編入をしようと思ったか

高専に入学したときから大学には行こうと考えていました。3、4年ではそこそこ真面目に勉強したら良い成績だったので、とりあえず上の方から手当り次第って感じに受験しました。
東大はほとんど記念受験ぐらいの感覚で、阪大九大が本命、広島は滑り止めと思っていたので、広島に落ちたときは結構焦りました。

科目ごとの勉強方法

数学

参考書:数学徹底演習、徹底研究

受験勉強の中で最も力を入れました。
4年の後期からダラダラ初めて、授業ではちゃんと扱っていなかった確率や行列の分野から勧めていきました。知らない分野だったのでユーチューブの授業動画(主にヨビノリさん)などを見ながら1月くらいまではほとんどこの分野に費やしました。
4年の学年末が終わってから本格的に勉強を始め、春休みは体育祭の応援団の練習もあり1日7時間くらいの勉強量でした。先輩の編入体験談などを読み、微分方程式で使える「微分演算子法」という解き方を知ってからは微分方程式は一気に簡単に思えたので調べてみてください。
それから5、6月まではちゃんと理解してないなーっていう分野からひたすら問題集を答えを見ながら解いて、調べて、解いてって感じの勉強でした。
6月に入ったくらいから自分の受験大学の過去問に手を付け始めて難易度に絶望しつつも調べながら類似問題を探したり、先生に聞いたりしながら受験大学の5〜7年分ぐらいの過去問をときました。

物理

特になし

化学

特になし

英語

参考書: DUO3.0

全先輩が言ってる気がしますが、とにかく早く始めたほうがいいです。
自分は1、2年の夏休みにそれぞれ1ヶ月フィリピンで英語留学をしており、TOEIC595(4年秋)くらいの自力でスタートしました。

広島大学に提出するために5年の3月にTOEICを受けたら480に下がっており、それからもほとんど勉強してなかったですが多分TOEICに慣れたことで4月に595、5月に650まで上がりました。
5年生になってから研究室に配属され、研究内容を知るという意味で1ヶ月半くらいかけて英語の論文を2本読みました。(結構おすすめ)

6月くらいになってやっと焦り始めDUOをはじめましたが4割も覚えてないです。
8月ぐらいから九大阪大の英語の過去問を解き始めましたが圧倒的に語彙力が足りておらず、最終的に英語は捨てるくらいの感じで本番に挑みました。

専門科目

科目:電磁気、電気電子回路
参考書:電気電子工学シリーズ1 電磁気学

もともと電磁気と電気回路をしっかりやる学校で、成績も悪くなかったのであまり力は入れませんでした。
参考書は九大の授業で使われているという情報を聞いて購入しました。
専門の勉強を始めたのは5月後半くらいからで、まずは参考書の必要そうな演習問題を解いて、7月くらいからはひたすら過去問をやっていました。

数学に時間を割いていて、ベースができていたのでめちゃくちゃ苦戦というわけでもなく、分からない問題は先生に聞いたりしていました。
電磁気はやればやるほど分からなくなる教科なので、ある程度の部分で妥協するのも大切だと思います。
電気回路は微分方程式のコツを掴めていれば過渡現象も難しくないので、数学だったり基礎をしっかり抑えるのが大切です。

試験当日

試験内容

数学

200点、2時間(9割くらい)

  1. 行列
  2. 微分方程式
  3. ベクトル解析
  4. 確率

例年に比べて簡単だったと思います。連立微分方程式が出たのと偏差値の問題が出ましたが特に難しくはなかったです。

英語

150点、1時間半(4割あるかないか)

  1. 長文
  2. 英文和訳
  3. 和文英訳
  4. 穴埋め
  5. 誤り訂正

英文和訳は論文を読んで慣れていたので8割くらい書けましたが、後半3問は2割も取れていないと思います。

電磁気

100点、電気電子回路と合わせて1時間半(8〜9割くらい)

  1. 電気双極子
  2. 磁界の問題(忘れました)

解答の形式が昨年までと大きく変わり、それまでは穴埋め形式だったものが、白紙に記述する形式になりました。問題自体はそんなに変わっていなかったので時間配分だけ気をつけました。

電気電子回路

100点、電磁気と合わせて1時間半(7割くらい)

  1. 電気回路
  2. オペアンプ

電子回路でオペアンプの入力インピーダンスを問われ、過去問にもあったのですがわからないままにしていたので小問1つ全滅でした。

こちらは昨年までと同じ解答形式で、答えだけ書く感じでした。電気回路のミスをぎりぎりで気づき、解答には間に合わなかったので面接のときに言ってみましたが加点が入ったかは分かりません。

面接

試験管3対学生1の普通の面接でした。

志望動機、試験の出来、将来どうしたいかなどを聞かれました。たまに談笑するくらい和やかな雰囲気で手応えを感じました。

「試験の出来はどうか」と聞かれたので、上の感じで答えたら「だいたい想像通り」と言われました。
志望動機にも出した研究室の教授がいたのでちょっとラッキーでした。

後輩に伝えたいこと

630/850点(最低点は524点)で合格しましたが、大阪大学では調査書が200点、面接が100点と筆記以外が点数の34%を占めます。自分は調査書を面接が多分良かったので合格できたんだと思っています。なので、まだ3年生、4年生で大阪大学を目指したい人は学校の成績も気にしたほうがいいです。

そして、コロナが落ち着いたら海外に留学するのもとてもおすすめです。また、英単語は早めから始めましょう。

何か質問があれば自分のTwitter(@yk_weny)に連絡してもらっても構わないので頑張ってください!

オススメの参考書

好きなのでいいと思います。