自己紹介
[名前] | Y.H |
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[出身高専 学科] | 舞鶴高専 電子制御工学科 |
[学科順位] | 3年 1位 4年 1位 |
[受験の年] | 2016 年度 |
[受験大学 受験科目] | 大阪大学 電子情報工学科 電気電子工学科目 数学,英語,電磁気学,物理学 |
[併願大学] | 電気通信大学,京都工芸繊維大学 |
[部活や資格] | 第2種電気工事士,サッカー部 |
動機
3年の時の就職,進学の進路説明会で大阪大学編入した先輩方が3人もいて,かっこいいなと思った.もともとは,英語や社会,国語と言った文系科目が苦手で,高専に入り,就職するつもりであったが,数学,物理,専門と言った理系科目は得意で,しかもそれだけで編入することが出来るのであれば,大阪大学に進学するしかないなと思ったため,勉強を始めた.
科目ごとの勉強内容
数学
3年の春休みくらいから,微分積分あたりを復習しながら,複素解析,線形代数,微分方程式を参考書のマセマシリーズを使い予習を始めた.あとは,ひたすら,「大学編入試験問題 数学/徹底演習」と「編入数学過去問特訓」等編入用の参考書の問題を解きまくっていた.
また,数学は,授業中の内職か(予習していたため,線形代数と微分方程式の授業中に)放課後にすると決めていた.5年になってからは,東工大,工繊,東大の過去問を解いたりしていた.夏休みに入ってから,阪大の過去問を確認がてら始めた.
英語
英語は苦手だったため,Toeicの勉強から始めた.結局650点程度しか取れていないが,文法を中心に勉強したと思う.英語は配点が低く,かつ出来ないので,初めからほぼ捨てていた.
物理,専門科目
阪大の物理,電磁気学はほぼ高校物理の大学入試レベルだったので,高校物理を中心に勉強.「物理のエッセンス」,「名門の森」あたりを中心に,朝早く起きて毎日2時間くらいしていた.他大学の過去問等を演習に使って勉強もしていた.
試験当日
正味受かると思っていたので,試験が始まるまでは,特に緊張もしなかった.集中するために適度な緊張は必要だが,緊張しすぎると頭が真っ白になるので,自分は絶対受かるという自信がとても重要だと思った.僕は勉強をA4の紙にしていたので,それを積み上げて,「こんだけやったし,受かるやろう」と自分に言い聞かせていた.
試験内容
英語
- 長文読解 4割
- 和訳 6割
- 英作文 4割
- 適語補充 7割
- 誤字訂正 5割
英語の過去問は解いてはいなかったが,見ていたので,なんか長くなってるやん?と思っていた.英語は配点も低く,また出来ないので,初めから捨てていたので,気持ちを落ち着かせる時間として軽く流した.
数学
- 微分積分 10 割
- 微分方程式 10割
- 線形代数 10割
- 複素 10割
昨年度の先輩方が数学の傾向が変わっていたため,全然出来なくて落ちたと聞いていたので,焦っていたが,初めに問題を流し見した時点で全体的に簡単?と感じたので,落ち着いて解答.
1時間かからないくらいで解答出来たので,3回くらい見直ししたので,ほぼ出来たと思う.
問題の難易度は,運も絡んでくると思う.何にも言えるが,初めに全体を見渡して,時間配分を意識することは必要だと思う.
専門科目(物理&電磁気)
- 力学 8割
- 熱力学やったかな? 8割
- 電界 8割
- 磁界 8割
専門科目は結構時間がカツカツになったので見直す時間があまりなかった. 全体的に,ちょうど8割程度出来たという印象.電磁気学に関しては,最後の問題が,先生に聞こうと思ったのに,夏休みに入ってしまい,聞けずじまいだった問題が出題されて,分からないものは分からないままにしとくのはいけないなと思った.
面接
- テストの出来
- 数学はどんな勉強したの?
- なんで高専に入ったの?
- 編入はいつから考えていた?
- いつから勉強していたの?
- 将来の夢のイメージは?(漠然としているものでいいです。)
面接時間は一人15分程度?と言われていたのに,僕の面接自体は5分かからなかったので,興味ない?落ちた?と思った.しかし,大学院入試を経験した今なら言えることだが,確実に受かる人と,落ちる人は短い?ボーダー付近の人は,決めるために事細かに聞くのでは?と思う.ちなみに落ちる人は,ほかに受けてる?とか聞かれるかな?周りの話を聞いているとたまに怖い先生(威圧を掛けてくる.誰だか分かるが笑)がいるらしいので気を付けて。
後輩に伝えたいこと
周りの人たちで,「どうせ無理や」とか「専攻科」でいいとか初めから諦めで挑戦しない人達にむかついた.(むしろ自分より)レベルの高い大学に挑戦して欲しいなと思う.大学入試よりも編入の方が簡単?だと思うので,ほんとチャンスじゃないかなと思います.大阪大学は試験が遅い方で,周りは,ほぼ内定をもらっていたり,推薦で大学に合格したりと,取り残されて,最後の方はとてもつらいと思いますが,頑張ってほしいなと思います.
勉強面としては,とりあえず、数学と専門のウエイトが高いので、出来たに越したことはないですが、英語は多少出来なくても大丈夫かと思います。自分は英語出来なくて、試験の手ごたえも5割くらいでした。ただ、数学はケアレスミスを除いて分からないところはありませんでしたので、やはり数学と専門(計算スペースがあまりないので日ごろから気を付ける)が出来たら受かると思います。また、内申点も高いので席次も気を付けてください。阪大の試験は広いのでやりまくって出来るだけいろんな問題に触れるのがいいと思います。いろんな大学の過去問を解くであるとか、いろんな問題集をこなすとか、おすすめはネットで検索することで、いろんな問題が見つかると思います。
おすすめの参考書
数学
とにかく、いっぱいやった方が良い
- 高専の数学2(ベクトル)
- 編入数学徹底演習
- 編入数学過去問特訓
- 大学編入のための数学問題集
- ベクトル・行列・行列式徹底演習
- 演習と応用 ベクトル解析 (新・演習数学ライブラリ)
- マセマ・・線形代数、複素関数、ベクトル解析などなど。
- やさしく学べる ラプラス変換・フーリエ解析
- 漸化式の解法 頻出パターン徹底網羅30 (単元攻略)
- 数列の集中講義 (教科書Next)
- http://www.gifu-nct.ac.jp/sizen/okada/okada.html
- 数学の広場 数学問題別検索閲覧 碓氷軽井沢IC数学教育研究所歓迎
- 複素数の問題のpdf
英語
穴埋めとか文法は極めるべき?
- DUO
- 大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ)
- 大学入試英単語・熟語頻出問題総演習 (即戦ゼミ (2))
- 頻出英作文完全対策 (大学受験スーパーゼミ)
専門
高校物理から仕上げていくといいです。
- 物理のエッセンス 二冊
- 名門の森 二冊
- 演習力学 (セミナーライブラリ物理学 (2))
- 高専の物理(波動以降基礎の為に使った。)
- 電磁気学演習 (理工基礎 物理学演習ライブラリ)
- 熱・統計力学演習 (理工基礎物理学演習ライブラリ (4))