自己紹介
[名前] | Y.N |
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[出身高専 学科] | 神戸⾼専 電気工学科 |
[学科順位] | 3 年 1位 4年 2位 |
[受験の年] | 2016 年度 |
[受験大学 受験科目] | 大阪⼤学 電子情報工学科 電気電子工学科目 数学 英語 電磁気学&電気電子回路 |
[併願大学] | なし |
[部活や資格] | サッカー部 主将 |
動機
これといってやりたいことがなかった。そのため人や研究テーマなど、新たな出会いを求めて進学を決意。また高専卒では出世しても中間管理職くらいまで、といった情報もあり、そのタイミングでの就職はまだ早いと感じた。大阪大学を選んだのは、実家から通える範囲で一番レベルが高かったから。試験勉強を始めたのは4年の後期が終わってから。たしか3月くらいからのスタートで周囲と比べてかなり遅かった。もし受からなければ専攻科に進むと決めていたので併願校はなし。当時サッカー部で主将を務めていたこともあり、物理的にも複数の大学の対策をする余裕は無かった。学科内の成績は1位か2位。
科目ごとの勉強内容
数学
3月から6月中旬までに「大学編入試験問題 数学/徹底演習」と「編入数学過去問特訓」の両冊を一周ずつ。工夫したのは、はじめに小問の奇数番号だけ解いて一周した後、次は偶数番号の問題だけでもう一周するという勉強法。量的には一周程度しかしていないが、二周分の価値はあったんじゃないかと思っている。6月末からは5年分の過去問を3周くらい。
英語
数学と平行してドラゴンイングリッシュの「必修英単語1000」と「基本英文100」を完璧にマスター。数学同様6月中旬からは過去問へ突入。長文にあまり苦手意識はなかったので英訳、和訳を重点的に勉強した。文法対策もこれといってしていない。過去問解きながら、わからなかったときに「Forest」を参照」した程度。
専門科目
編入試験の勉強開始当初から直前2か月で間に合うと根拠なき確信を抱く。6月下旬から勉強スタート。使った参考書は「詳解 電気電子回路 上下」と「詳解 電磁気学演習」の3冊。阪大の電気電子回路と電磁気はこれで十分。過去問を解きながら、適宜参考書を見ながら対策を進めた。
試験当日
キャンパスの近くの叔母の家に泊めてもらった。前日は何しても変わらんやろーと思い、小さい従弟2人と遊んでいた。おかげでその夜は疲れて爆睡。当日を迎える。
試験内容
英語
- 長文読解 7割
- 和訳 7割
- 英作⽂ 5 割
- 適語補充 6割
- 誤字訂正 4~6割
全体としては6.5~7割。一番最初の試験科目が英語。緊張して最初の10分くらいは字もうまくかけなかった。今まで塾に通ったことがなく、高専への進学も推薦であったため、これが人生初めての公開試験か。。と思うと、相変わらずむちゃくちゃなことしてるなーと少し笑えた。難易度は長文が読みやすい内容だったため助かった。
数学
- 空間 2 割
- 微分方程式 10割
- 線形代数 10割
- 複素5割
全体的に易しめ。特に微分方程式は簡単すぎて面食らった。ただ一問目は解き方をど忘れしてしまい、小問1つだけしか解けなかった。
専門科目(電気電子回路&電磁気)
- 電気回路 7割
- 電子回路 6 割
- 電界 9割
- 磁界 4割
電子回路はオペアンプの問題だった。過去出題されたオペアンプ領域の問題の中では難しい方だったんじゃないかと思う。電磁気は電界領域の問題は平易だったが、磁界の方は時間が足りなかった。
⾯接
- 試験の手ごたえ
- 他に志望校はあるのか
など
面接中、部活との両立は大したものだけれど、これから求められるのはあくまで結果。高専には専攻科もあるし、これからは結果も重視して頑張ってね。と言われた。大学で何をやりたいのか、なども聞かれなかったので正直落ちたと思った。
後輩に伝えたいこと
周りと比べても勉強始めるのが遅かった上に、7月末の引退まで週5日部活に通っていた。主将を務めていたこともあり周囲からはよく心配された。担任からは部活か阪大かどちらか選べとまで言われた。受験校も阪大一本で、あまり参考にはならない体験記であると思います。僕からお伝えしたいのは、自分を信じろ。ということですね。
試験前、いろんな人から「やめとけよ」とか「編入なめすぎ」とよく言われました。ぼくはそのたびに「いや大丈夫やから」「なんかいける気すんねん」と一蹴してきました。自分は大丈夫だという根拠なき自信があったんでしょう。振り返ってみれば確かに自分でも無計画すぎて笑ってしまいますが、自分を信じて疑わなかった結果が、合格につながったと確信しています。