編入体験談

編入体験談 大阪府立大学 電気電子系 2017

自己紹介

[名前]K.S
[出身高専 学科]奈良高専 電気工学科
[学科順位]3 年 5位 4年 5位
[受験の年]2017
[受験大学 ]大阪府立大学 電気電子系 電子物理工学過程
[併願大学]長岡技科大 ( 出願のみ )
[部活や資格]水泳部主将 高専祭実行委員長 学寮寮長 TOEIC760 英検2級
[その他経歴]シンガポールでの国際交流( 2週間 )

動機

高専から就職という選択肢もあるが、社会人になると自由に使える時間が少なくなってしまうという点と、まだ社会人になるまでにいろんな経験を積んでおく必要があるという点から、就職ではなく進学しようと思った。高専入学前から電気材料系の勉強がしたいと考えており、高専卒業後も大学でさらに詳しく勉強したかったため、地元から通うことができる上、電子物理系の研究が盛んに行われているこの大学への受験を決めた。

学年ごとの勉強内容

1~3 年

テスト勉強は真面目に取り組み、成績はクラスで5番以内を維持することができた。

また、ZENPENの関西合同編入説明会や、大学のオープンキャンパスに行き、大学編入に関するいろんな情報を集めた。寮の先輩に、低学年のうちは英語をやっておいたほうがいいと言われたことをきっかけに部活や高専祭の準備の合間を縫って英単語の勉強をした(Z会の速読英単語必修編)。その甲斐あって、英検2級、3年春のTOEIC IPテストでスコア620を獲得することができた。

4年前期

部活に没頭。夏休みは全国大会に出場したため、受験勉強は全くできなかった。

4年後期

高専祭の仕事に追われながらも11月のTOEIC公開テストでスコア760を獲得した。

12月ごろから本格的に受験勉強を開始(遅い)。2月ごろようやく志望大学が決まる。

春休み

地元の図書館で朝9時から夕方6時まで勉強した。配属された研究室の先輩が同じ大学に合格していたため、過去問やそれを解いたノートなどを頂き、勉強した。

5年4

同じ研究室の友人らと一緒に受験勉強するようになった。友達に勉強を教えながらの勉強はとてもはかどった。

5年5⽉

第一志望大学の出願。先生や研究室の友人たちと面接の練習を開始した。

試験勉強も最後の追い込みをかけた。

5年6⽉

本番。専門教科が想像以上に出来ず、落ち込んでいたが、6月末の滑り止め大学の受験勉強を開始した。その大学の受験日前日に第一志望大学の合格発表があり、無事合格。同時進行していた卒業研究の発表も無事終了。

5年7⽉

受験勉強から解放され、思い切り遊んだ。

試験当⽇

自宅から電車で40分。午前中が専門の試験(120分)、午後が数学の試験(60分)と個人面接(10分)だった。

試験内容

[英語] TOEICスコアの提出のみ。760で提出。

[数学] 線形代数、複素解析、微分方程式

[電気回路] テブナンの等価回路を用いた応用問題、三相、過渡現象

[電磁気] 電子軌道の図示、電位及び電界計算、コンデンサ

数学、専門教科共に過去問の傾向が強く出ているが、とくに専門教科においては鵜呑みにしすぎてはいけないと感じた。数学は他大学に比べ簡単なのでここで点を稼ぐべき。

⾯接

一人10分程度。面接官の人数は3人だったが、年によって異なるらしい。

はじめに志望動機を聞かれ、そこから掘り下げられた。TOEICの点数が良いとほめられたので、TOEICはいいスコアをとっておくべき。

後輩に伝えたいこと

編入試験の勉強において一番大切なことはいかにモチベーションを保ち続けられるかだと思います。志望大学に絶対に合格したい理由を明確にすること、受験友達を作ってお互い切磋琢磨することが合格への近道だと思います。

おすすめの参考書

マセマキャンパスゼミシリーズ 線形代数

・・・基礎からきっちり勉強できる上、学校ではあまり習わない範囲の自習にとても役立ちました。このシリーズは全体的にとてもおすすめです。

詳解電気回路演習、詳解電磁気学演習

・・・全問題を解く必要はないと思います。過去問の類似問題が多数載っていました。”