自己紹介
[名前]ジルフ
[出身高専 学科]大阪府大高専 メカトロニクスコース
[学科順位] 3年 2位/26人 4年 3位/26人 4年間総合 2位/24人
[受験の年] 平成31年度(2018年に試験実施)
[受験大学 受験科目] 東京工業大学(機械系) 数学/物理/英語/化学/面接
[併願大学] 大阪大学基礎工学部(情報系の学科)、岡山大学(メカトロニクス系の学科)、豊橋技術科学大学(機械系の学科だが選択科目は情報)
[部活や資格・経歴] ロボコン参加(機械班)、趣味でのゲーム制作経験
[現在の活動] 研究(ロボット系)、ゲーム制作
[SNS]twitter: @jilf_dev
受験内容
ZENPENでの編入体験記は、主に他大学と大きく異なる点(太字)や大まかな勉強の流れを重点的に書きます。志望校が確定していて見る方は、私のHPを参照したほうが詳しい情報が得られると思います。
動機
機械分野にロボット系研究室があったこと。3年次編入可能な大学としては最もレベルが高かったこと。
勉強の流れ(教科別)
流れだけ書くので参考書はHPを参照してください。
数学
微分積分/行列 他大学と比較して数学のウェイトが高い割に簡単で試験範囲も狭い。数学で点数を稼ぎたい。
英語
長文読解/自由英作文 長文は非常に分量が多い。自由英作文はH31受験で120語と、珍しい出題。
物理
力学/電磁気学/熱力学・波動学 熱力学と波動学の出題はランダム
化学
高校・大学範囲の理論化学/物理化学/有機化学/無機化学
勉強の流れ(時期別)
-4年10月
全く何も勉強していませんでした
4年11月-1月
志望校を悩んでいた。数学
4年2月
志望校決定。数学
4年3月
高校化学の基礎、物理
5年4月
物理
5年5月
物理
5年6月
大学化学の必要勉強時間見積もり。物理、数学(確率)、過去問(化学以外)
5年7月・8月
化学、過去問
試験当日
こちらも概要だけ書くので、具体的な内容はHPを参照してください
試験内容
数学:例年通り簡単
物理:圧倒的に難化。機械系が有利な問題だったと思う
化学:圧倒的に難化。大問1と6は、ほとんどの受験者が得点できなかったと思えるほど難しかった。
英語:難易度は易化。分量は増加した。自由英作文の語数が120語に増加
面接
機械系は受験前に、面接内容を他の受験者に漏らしてはいけないという説明があったので、念の為書かないでおきます。
ただ、おそらくウェイトは0であること(ほとんどメモを取っていなかった)、口頭試問はなかったこと、時間が10分程度であること、ごく普通の面接であることだけ書いておきます。
後輩に伝えたいこと
私が東工大を受験するまでの合計勉強時間は900時間程度、おそらく平均値の半分を切るほど少ないです。それでも合格できたのは大きく2つの理由があると思います。
1.実践的に扱っていた分野が多かったため
編入試験で出題された範囲の多くは、いままでに実践的に暑かったことが多い分野で、事前知識のために事実上の勉強時間は増えたことです。
多くの編入生は、あまり実践的に試験範囲の知識を扱ったことが無いのではないかと思います。
つまり何が言いたいかと言うと、ロボコンやプログラミング、その他活動で数学・物理・英語・化学をそれなりに使っている人は遅い時期からでも東工大を志望してそれなりに合格できうるということです。ダメ元でも受けていいんじゃないかなと思っています。
2.情報を集められたため
私の所属していた大阪府大高専メカトロニクスコースでは、過去に東大・京大・東工大への進学実績がありません。そのため面接やその他受験に関しての情報どころか、過去問すら入手できませんでした。
そこで、ZENPENや過去の東工大受験者のtwitterアカウントにコンタクトをとったり、studyplusで東工大受験予定の人と連絡をとったり、現役東工大生に連絡したりオープンキャンパスに行ったり、とにかく情報を集めることに専念しました。結果として過去問・過去問の解答例・面接の内容・面接の(予想)ウェイト・出題傾向など多くの情報が得られました。
正直、編入は情報戦の要素がかなり強いです。積極的に情報収集を行い、最適な受験先の決定、合格などを実現してください。
おすすめの参考書
HPを参照。特に良いものだけ抜粋すると、東工大受験者は次の参考書は最低限やっておいたほうが良いです。
数学
- 編入数学徹底研究
- 編入数学過去問特訓
物理
- 物理のエッセンス
- 演習力学
- 電磁気学演習
英語
- 速読英単語 上級編
- Duo 3.0
- 東工大学部生向けの赤本
- ポレポレ英文読解プロセス
化学
- 化学の新研究
- 鎌田の理論化学
- 鎌田の無機化学
- ベーシック物理化学
- マクマリー有機化学概説