編入体験談

2017年度:東京工業大学 情報理工学院 情報工学系

自己紹介

[名前(ニックネームで可)] 溝上 友貴
[出身高専 学科] 大分高専 情報工学科
[学科順位] 3年 1位〜2位 4年 1位
[受験の年] 2017年
[受験大学 受験科目] 東京工業大学 数学、物理、化学、英語
[併願大学] 九州大学、大分高専専攻科
[部活や資格]  陸上競技部
[SNS] twitter: @taretmch

受験内容

動機

最初の動機は3年生の春頃、理系最高峰の大学でかっこいいと思ったことからでした。明確な理由がなかったので、高専4年次に大岡山キャンパスのオープンキャンパスへ参加し、どんなことを学べる大学なのか、どんなことを研究できる大学なのかを目で見ました。その際、メタプログラミングの研究に惹かれ、その研究室を目指すことにしました。

4年の秋、ZENPENが主催する編入説明会に参加したことをきっかけにインターンと留学にも興味を持ち、東工大を受験するモチベーションにつながりました。

数学

元々数学は得意だったので、授業内容(微分積分、線形代数、微分方程式)の復習はせず、すぐに演習に取り掛かりました。取り掛かったのは4年次の2月下旬です。5年次6月に過去問を10年分くらい解き、ある程度解けていたのを覚えています。8月には最終確認のため、必要だと判断した章のみを過去問特訓を使って演習しました。

物理

物理は基礎ができていなかったため得意ではなかったのですが、4年次の2月下旬から勉強を始めました。まずは『基礎物理学演習』と『演習力学』を使って力学の演習をし、その後『電磁気学演習』を使って電磁気学の演習をしました。電磁気学を終えたのが6月頃で、電磁気学のあとは熱力学、波動学の演習をし、その後過去問に取り組みました。取り組んだ過去問は10年分くらいです。

化学

化学は大の苦手教科だったので、3年次から勉強を始めました。まず高校化学から入り、次に大学課程の有機化学、物理化学を勉強し、それぞれ演習しました。無機化学は大学受験用のものを使い、8月上旬に暗記しました。過去問は最初こそ解いていたものの、合計5年分くらい解きました。物理化学でわからない問題が多々あり、化学の先生に聞きに行っていたことを覚えています。

英語

英語は日頃から勉強していましたが、本格的に受験勉強を始めたのは4年次の3月です。まず『速読英単語 必修編』を使った長文読解と単語暗記をしたあと、『速読英単語 上級編』と赤本を使ってひたすら長文読解をしていました。英作文も勉強する必要があったので、5年次7月頃、『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』を使って勉強しました。

試験当日

試験内容

  • 数学 (1日目 9:30-11:30)
  • 物理 (1日目 13:00-14:30)
  • 化学 (1日目 15:00-16:30)
  • 英語 (2日目 10:00-11:30)
  • 面接 (2日目)

詳しくは下記ブログをご覧ください。
https://tomoking-tech.hatenablog.com/entry/titech-transfer2018

後輩に伝えたいこと

将来どんな分野で、どんな研究/プロジェクトをして何に貢献したいか、志を持ちましょう。

おすすめの参考書

https://tomoking-tech.hatenablog.com/entry/books-for-titech-transfer

大学生活について

専門的な講義が行われており、忙しいですが楽しいです。他系の講義も履修できるので、数学系や物理学系などの興味のある講義も履修することができます。

良かったこと

  • 内部生のレベルが高い
  • 立地が良く、各種イベントへ参加しやすい。その分、挑戦の機会が多い
  • オタクが多く、居心地がいい
  • 図書館が広い
  • 全体的に院進学の雰囲気がある
  • 外国人留学生が多く、交流しやすい

悪かったこと

  • 単位認定では多少の交渉術が必要
  • 大学と家との往復の繰り返しは疲れるので、適度な外出が必要
  • トレーニングルームの使用率が高く、一人では行きづらい