自己紹介
名前:yudai
出身高専:宇部高専 制御情報工学科
学科順位:3年:3位 4年:4位
受験年:2019年(2020年度入学)
受験大学(受験科目):千葉大学 情報工学コース
併願大学:岡山大学、(熊本大学、宇部高専専攻科)
部活や資格:陸上部
TwitterID:@yudai7676
なぜ編入をしようと思ったか
純粋に研究やその他たくさんのことに挑戦する時間が欲しかった。
社会人になるには実力的にまだ早いと思った。
学年ごとの勉強内容
1~3年
入学と同時に陸上部に所属し、高校総体では2年、3年と中国地区のブロックまで勝ち上がったり、全国高専では決勝まで進出したりと結構打ち込んでました。あとはバイトをしながら友人、先輩後輩などと遊びまくって、テスト週間に入ったら勉強しまくるみたいな生活でした。あと、3年生の夏休みにシンガポールに1か月留学に行ったり、インターンシップでパナソニックのCNS社に2週間行ったりとこんな感じでした。
進学も魅力的でしたが、就職を同じくらい魅力的で迷っているうちに時間が過ぎていった(基本情報の勉強したり、、、)感じでした。
4年前期
特に編入試験に対しての対策はしていませんでした。
一番お世話になった先輩方との最後の高専大会になるなと思い部活動に熱を注いでました。
4年後期
1月ごろに本格的に進学を決めました。(遅すぎです)
TOEICも2回しか受けれずにしかも卒研の中間発表、そして定期試験対策(成績かなり重要)もありTOEICの対策も満足にできませんでした、、、(という保険をかけときます、でもほんとにあんまりなかった、、、)
その結果、出願の際は590でした。とにかく早く決めるほど有利になります!
そして志願大学を決めた(確定した)のは成績表が送られてきた3月20日くらいでした。
数学、専門を基礎から丁寧に復習していきました。
数学は高専の教科書を1周し、有名な「編入数学徹底研究」を何周かしました。
専門は基本情報技術者試験の参考書を持っていたのでそれを中心に足りないところはネットや高専で使用した教科書を用いて復習しました。
5年前期
ある程度復習が終わると実践を重ねたいと思い過去問を請求しました。
岡山は電話をしてみたところ過去問の公開もなく、熊本大学は5年間もらえたのでそれを解いたりしてました。
あとは、ネットのあちらこちらに散らばっている口頭試問をリストアップして解いたりしてました。
千葉大は800字の自己アピール文というものがあります。しっかり見ていただける先生を見つけて何度も添削してもらってください。これにはかなり時間をとられると思いますが面接の対策にもなるし、自分を見つめなおすいい機会になると思うのでしっかり作りこんでください。
試験当日
面接と口頭試問
私の年は、学校推薦10人、自己推薦4人でした。(昨年、自己推薦でかなり落ちていたから自己推薦の受験者は減ったのかな?)自己推薦は大学生が多かった気がする。
待合室で全員待たされ、3か所面接する場所があったので3人がまず呼ばれ、その後終わった部屋に順次、次の志願者が入っていく流れでした。
順番が最後の方だったら数時間待つこともあり、気疲れすると思うので、早めに出願することをお勧めします!(どの大学の受験でも基本は出願順に面接が行われるはず)
最初の受験者の面接が10時に開始し、最後の私が12時過ぎ頃に終わりました。また、14人受験者がいて、3部屋で並行して面接が行われていたので、大体30分くらい?だと思います。
1部屋に3人の面接官がいるので1対3で行われました。(私の部屋は真ん中の方がほとんど話して、たまに左の方が質問してくる感じで右の方はずっと聞いていた)
面接は以下の流れで行われました。
TOEICスコア
志望理由
卒研の内容
最近(GWなどで)機械学習など動かしてみたもの(志願理由で機械学習について触れた)
数学:2*2の正方行列Aのn乗を求める問題
物理:剛体の回転、慣性モーメントの問題
物理:多分、雨の自由落下系の問題
専門:ソーティングの問題
専門:半加算器の問題
私の場合は面接2割、口頭試問8割位の時間配分で行われました。
面接は、私のことに興味があるのか?と思わされるくらい深堀もされなかったです(自己アピール文をしっかり読まれているのかも?)
口頭試問は、A4のプリントが4枚くらい裏面で置かれていて指示された順に問題を解いていく(黒板を使って)ものでした。
数学の問題は、解き終わると「その解き方だったら実数や無理数など以外の行列の時に解けないよね?」と聞かれ、正直言っている意味がよくわからなかったが、「はい」と答えました。
すると、「わからないと思うので正解しなくていいから、なぜそうなると思うか考察してみて」と言われ、(これは何かしらの自分なりの考察をさせるのが狙いか!?とか思いながら)適当に答えました。
ソートの問題は対話形式的な感じで行われました。
面接官:知ってる中で一番早いソートアルゴリズムを教えて
私:クイックソートです
面接官:なら、それの計算量は?
私:O(nlogn)です
面接官:最悪計算量は?
私:O(n^2)です
面接官:nlognになる理由を説明して
私:(長くなるので省略)
面接官:より、早いクイックソートにするには(安定してnlognを出せる様にするには)どのような工夫が必要?
私:(省略)
みたいな感じでした。
最後の半加算器の問題は、面接官から「半加算器の問題だけど解ける?」と聞かれて「おそらく大丈夫です」的なことを言ったら、なら解けたことにしましょうと言われて終わりました)
そんなことあるんかい!!
最後に、「単位認定がうまくいかない場合、2年間で卒業できないかもしれないが大丈夫か?」、「合格した場合は千葉大に来るか?」ということを聞かれて終了しました。
正直、面接官にもよると思うが面接はかなりやりにくかった。
後輩に伝えたいこと
とにかく、”情報”と”取り掛かりのスピード”が命です。
また、環境づくりも大切だと思います。
ですので、ぜひzenpenの説明会に参加してみてください。
私も、山口県なので参加するにはお金と時間がそれなりにかかりましたが、それ以上の恩恵を受けれたと思います。
また、これを読んだ人は受験が終わった時に是非体験記を作成して後輩たちにバトンをつなげていってもらえると嬉しいです!!
ここでさらに詳しい体験記を書いているので参考にしてください。
http://hashikunmaru.html.xdomain.jp/index.html
オススメの参考書
- 編入数学徹底研究
- TOEIC金のフレーズシリーズ