自己紹介
名前:shun
出身高専:徳山高専 機械電気工学科
学科順位:1年次:15位 2年次:6位 3年次:8位 4年次:7位
受験年:2019年
受験大学(受験科目):大阪大学 工学部 応用理工学科 マテリアル生産科学科目
併願大学:長岡技術科学大学
部活や資格:ハンドボール部 TOEIC645点
なぜ編入をしようと思ったか
今の自分では社会の役に立てない自信があったから
学年ごとの勉強内容
1~3年
勉強は根っからの大嫌いでほとんどの授業を寝て過ごす日々を送った。特に怪我で激しい運動があまりできなくなり部活をやめてからは完全に学校を寝る場所だととらえるように。
4年前期
就職と進学を選ぶ際に今までの自分を顧みると社会に貢献できる力が何一つ備わってないことに気づき、少しでも自分を変えようと進学を志すように。
進学することを決意してすぐ勉強スタート!とはなかなかならず勉強嫌いの性格を変えれないままでいた。そんな時一年上の先輩に東大編入を決めた先輩がいるという情報を手に入れ話を聞きに行く。そこで自分の甘さ、先輩の圧倒的な優秀さに衝撃を受け、少しずつではあるが勉強スタート。当時は課題の多さ故、家での勉強時間がなかなか取れなかったため、授業を寝るのではなく勉強することで少しでも勉強時間を確保した。
4年前期は学校のカリキュラム上理解が薄くなりがちな確率・統計学を中心に数学の基礎を復習した。
4年後期
勉強のモチベーションが下がりそうなときは先輩と話すことでモチベーションを維持。このころから勉強に対する意識も高くなり逃げようとしていた自分との決別ができた。この頃も数学を中心に勉強する。英語はTOEIC対策で単語を軽く勉強する程度。TOEICは515点(多分)
春休み
このままでは絶対に受からないと自覚し「一日12時間勉強」という目標を掲げ全力で勉強をするように。実際は数日達成出来ない日があったがほとんどの日で12時間勉強を達成できた。このころから過去問を意識して受験のための勉強を行った。数学は過去問と見合しても勉強法をさほど変えることはなかったが、英語はあまりにもTOEICの問題と違うことに驚き使用参考書を大きく変えるきっかけになった。物理はこの時からエッセンスを中心に勉強した。
5年前期
TOEICが600点行っていないことに不安を覚え4月に受験し645点を獲得。この頃も内職を含め12時間勉強は継続。数学は5年になる前に十分勉強していたため、この時期は英語と物理に勉強時間のほとんどを費やした。しかし受験1か月前に限界が来たのか、勉強していたはずなのに気づいたら一時間ただぼーっとして過ごすことが多発し、まったく勉強が身につかなくなったため受験一か月前はほとんど勉強せずに頭を休めることに使った。
試験当日
試験内容
英語
- 長文問題 とにかく多い!なのに配点が少ない!絶対飛ばして最後に解くこと!
- 英文和訳 大体3行くらいの英文を和訳する問題。難しい文法などは一切なく単語さえわかれば比較的優しい問題だった。
- 和文英訳 難度は高め。日頃から日本語を英語にする練習をして慣れておかないと苦しむかも…
- 穴埋め 難度はセンター試験レベル。多数あるセンター対策本の中で自分が気に入ったものをやりこむべし!
- 間違い探し 個人的に一番苦手… 英語をしっかりと読まず感覚で読んじゃう人は絶対つまずくから自分のタイプを見極めて勉強計画を立てる必要あり!
数学
- 線形代数 よくある固有値や逆行列をを求め、最後にその極限をとる問題。普通に編入勉強していたらまず解けないことはない。
- 微分方程式 おそらくこの年受験した学生全員が驚愕したであろうラプラス変換を用いて微分方程式を解く問題。二問構成になっており一問目はごり押しで何とかなるが二問目はそうもいかない。その上積分してラプラス変換する時間は勿論ないため変換表を覚えておく必要がある。
- 確率・統計 主に検定問題で区間推定やベルヌーイ試行を用いた問題だった。知っておかないと手も足も出ないが逆に知っていると確実に解ける問題なので対策を忘れずに!
- 複素関数 複素積分を実積分に応用するよくある問題だったが、積分範囲が上半円ではなく0-2π/a[rad]と範囲指定されていた(aは変数…多分)。ただここの処理がわからなくても留数を求める問題などがあり、上半円バージョンができる人は半分以上はとれるように設定されていた。
物理
- 力学 角運動量を用いた問題で球がコロコロ階段を駆け上がる問題。しっかり対策していれば大丈夫なレベル。
- 波動 強めあったり弱めあうやつ。正直あんまり覚えてない…
- 熱力学 U字管の片方を密閉し加熱したりしなかったりする問題。基本的にどの物理の参考書でも見かけるような有名問題で対策は容易。
- 電磁気 まさかのコンデンサやコイルを用いた電気回路の微分方程式を立て、それを解く問題。回路自体は簡単で一度解いたことのある人ならまず解ける。ただ今年初めて微分を交えた電磁気の出題となっており、これには試験官も面接のときに「やりすぎた…」と嘆いていた。(笑)
面接
- 志願理由
- 試験の出来
- 入学後目標はあるか
- 出身高専の進学状況
- 専門を機械から材料に変更する理由
- 併願状況
面接官の人たちがとても優しそうな方々で話しやすかったのが印象的だった。ただ大学側は編入生が優秀すぎるあまり試験の出題範囲の適正レベルがわからず困っているようだった。大阪大学のことはインターネットや先輩など、様々な方面から調べていたため研究内容などに詳しく、そのことを絡めて研究したい内容を話すと好感触だったため、しっかりと下調べすることが大切かも!
後輩に伝えたいこと
一番伝えたいことは努力すりゃどんな壁も何とかなるってこと!
自分の1-3年のなまけ度合いを見てもらったらわかるだろうけど元々決して大阪大学なんて行けるような人間じゃないんです。だからこのサイトの投稿をしてくださっているほとんどの人が1,2位とかなのを見て、いや元々めっちゃ優秀やんけ…って絶望したの今でも覚えています。(笑)
でもそこで諦めたらせっかくの夢が全部台無しで、そこで頑張るからこそ意味があるって信じて努力を続けました。その中でも大事なのがやっぱり情報!自分は特にいろんな方とお話しをし、このサイトで書かれていたおすすめの参考書を書店に行って探し回りました!その結果自分にとって最適な合格までの道のりをイメージすることは簡単だったうえに、最後まで自分を信じることができました!
受験期は就職組の進路決定や将来の不安など、つらいことしかないけど終わったら楽しいことしか待ってないから夢を持ち続けて頑張って!!
オススメの参考書
微分積分・線形代数
- 編入数学徹底研究: 頻出問題と過去問題の演習
- 編入数学過去問特訓: 入試問題による徹底演習
- 大学編入試験問題 数学/徹底演習
複素関数
- スバラシク実力がつくと評判の複素関数キャンパス・ゼミ
確率
- 細野真宏の確率が本当によくわかる本
- スバラシク実力がつくと評判の統計学キャンパス・ゼミ
英語
- 大学入試英語頻出問題総演習 (即戦ゼミ)
- スクランブル英文法・語法 4th Edition
- 英語長文問題精講
物理
- 物理のエッセンス (河合塾シリーズ)
- 名問の森 物理 (河合塾シリーズ)