自己紹介
名前:たけちゃん
出身高専:岐阜高専 電気情報工学科
学科順位:3年次:3位 4年次:2位
受験年:2021
受験大学(受験科目):千葉大学 工学部総合工学科電気電子工学コース
併願大学:広島大学(未) 岐阜高専専攻科(合)
部活や資格:卓球部 危険物乙四 ITパスポート 漢検二級
TwitterID:@konankunieda
なぜ編入をしようと思ったか
高専卒では学歴が乏しいと感じたから
やりたい研究を行っている研究室があったから
学年ごとの勉強内容
1~3年
とりあえず学校の定期テストで上位をキープできるようにテスト前一周間くらいから対策をした。あとはバイトとたまに資格の勉強をした。
TOEICはノータッチ
4年前期
4月に対策をほぼしていない状態で公式のTOEICを受ける。結果は470だった。
クラス内でなるべく上の順位をキープしようとしていた矢先、最初の中間テストで7位を取ってしまい焦った。
次の期末テストでなんとか巻き返して、前期までの順位が2位に上がりホッとした。夏休みあたりに第一志望を千葉大学に決め、第二、第三を広島大、専攻科とした。
9月にTOEICをもう一度受けたがスコアは伸びなかった。
4年後期
引き続きテスト前にだけ勉強をするようなスタイルだったが、順位は変わらず2位で4年次を終了できた。(後々、この時1位を取れていればと後悔した。)
TOEIC 1月の結果が555点で勉強量に対して手応えがあった。3月4月の試験でスコアアップを狙えると思い勉強していたが、コロナの影響であえなく1月のTOEICを最後に中止となってしまい精神的にダメージを喰らう。3月くらいから5月の試験を想定して電磁気の勉強を始めた。
5年前期
千葉大は例年だと4月末あたりに出願して6月中には結果が出るが、コロナの影響で試験日が9月まで延期になってしまった。おかげで勉強できる時間は増えたが、かなりストレスの溜まる半年間だった。自粛期間中は電磁気と電気回路を主に勉強した。電磁気は森北出版のもの2冊を周回してあらかた解けるようにした。電気回路は電気学会の出しているものと図書館で借りた本で過渡現象を勉強した。
時間があったので力学とかもやって筑波も受けようと考え、過去問と参考書を揃えたタイミングで筑波の延期先が千葉の延期先と丸被りしたことが発覚。購入したものはあえなく無駄になった。
広島用に数学の勉強をするのと並行で、友達がやっていた豊橋の過去問を全部解いてみたりしていた。
また、自己PR文の作成にもかなり時間を使った。担任の先生や研究室の先生に添削してもらいながら完成させた。
面接対策は1、2週間前から先生や他大学で面接を受けた友達に協力してもらい対策した。WBを使った説明に慣れておくと吉。
(試験前日)
新幹線などを乗り継いで千葉に移動、夕方前に千葉大学に到着。掲示板を確認して校内を少しうろつく。他の受験生がいたら話しかけてみようと思っていたが誰とも会えなかったのでやむなくホテルのある千葉駅へ移動。チェックインの時、gotoキャンペーンのおかげで2000円ほど戻ってきた。ラッキー。夜に千葉駅構内にあるつけ麺を食べに行った。注文するサイズを間違えて死にそうになるも完食。構内でお土産を買ってホテルに戻る。テレビで君すいがやっていたのでそれを見ながら最終確認をして就寝。
(試験当日)
朝5時に起床。スーツを着てホテルを後にする。電車を降りるとスーツを着た同年代がたくさんいて気が引き締まった。
待機する部屋に着くとすでに半分くらいの受験生が座っていた。
受験は2室の同時進行で行われた。受験番号が真ん中くらいだったので、呼ばれるのも真ん中だと思っていたが、2番目に呼ばれて焦った。
終了後は自分の前に面接を受けていた子たちと試験内容や出身の話で盛り上がった。連絡先を交換したのち互いの合格を祈願して駅で別れる。
定期テストが4日後に迫っていたのでその足で帰宅。
試験当日
試験内容
面接試験のみ 面接官は3人でかなりアットホームだった。
口頭試問1
(電磁気)電荷密度σが作る電気力線についての問題。3問続けて解く形となっていた。
- 電荷を真空中に置いた場合
- 伝導体の板に帯電させた場合
- その板を2枚並べた場合
の3つをWBで図などを書きながら解いた。電界の大きさと、最後の2枚並べた場合の時の電荷Qの大きさを聞かれた。
口頭試問2
(電気回路)ダイオード付きのLR回路の過渡現象の問題。
- スイッチを入れたときのLに流れる電流と電圧の時間特性の図示
- 時定数
- 回路の物理的な意味
の3つについて聞かれた。
相当に緊張していたが、先生たちがかなり和ませてくれた。
面接
質問事項
- 志望動機
- 現在行っている研究について(つっこまれなかった)
- 得意科目について
- 院進しますか?
- 入りたい企業はありますか?
- (成績表見ながら)この成績で2位なの?
- 1位の子はどこを受けたの?
TOEICについての質問はなかった。
後輩に伝えたいこと
ご存知の方も多いと思いますが、千葉の受験はほぼ順位で決まるといわれています。電気電子コースは特に顕著のようで、千葉OBの先輩からは各高専の1位が多く出願してきて、1位から合格していくと教えられました。(これを僕は受験1ヶ月前に聞いて死にたくなりました。) 実際、電気電子の過去の体験談の方々も1位をとられてます。
しかし、自分の試験を終えてみて1位じゃなくても合格する可能性は十分にあるのではと思います。高いに越したことはないとは思いますが、実際、今年は自己推薦で受かった子もいますし、僕の他に1位以外で受かった子も知っています。当日の出来と自己PR文でいくらでも逆転もできるので、順位が高くないからと言って出願を諦めるというのはもったいない話だと思います。この体験談を読んでる人でもしそのことを悩んでいる人がいるなら、是非挑戦することをお勧めします。
なにか聞きたいことありましたらDMなりしてきて頂ければ対応します。
オススメの参考書
買ったものを載せておきます。
- 電気磁気学 (森北出版)
- 演習電気磁気学 (森北出版)
- 詳解電気磁気学 (共立出版)
- 基礎物理学演習 (サイエンス社)
- 基礎からの交流理論 (電気学会)
- 基礎 過渡現象(オーム社)
- 徹底研究 過去問特訓(聖文新社)
- 数学/徹底演習(森北出版)
- 基礎 物理学演習(サイエンス社)