編入体験談

2025年:横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科

自己紹介

名前:結城
出身高専:東日本の高専 土木系学科
学科順位:1年次3位 2年次3位 3年次11位 4年次1位
受験年:2024年(2025年度編入学)
受験大学(受験科目):横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科(特別枠) 面接のみ
併願大学:東京都立大学(不合格)
部活や資格:剣道部 TOEIC580 寮生会役員
TwitterID:@Yuyrag

なぜ編入をしようと思ったか

自分の今いる高専にやりたい内容にマッチした研究室がなかったため。

大学院まで進学することでより深い学びを得たかった。
成績的にせっかくなら進学したかった。

学年ごとの勉強内容

1~3年

1~2年

コロナのせいで遠隔授業が多かったため簡易テストになったりもしたが、ちゃんと勉強して何とか席次3位を維持していました。
この時期は大学行きたいなくらいでしか考えていなかったため、大学については考えていなかった。

3年

前記中間テスト期間中にスマホゲームにはまってしまい、テストの順位が20番以上下がり、この年の席次はあきらめました。できる限り失態を薄めようと努力はしたが、結局11位での終了となりました。
知り合いの先輩が筑波大学に編入したことに感化され、編入学について考え始めました。
席次の低下とともに、この時にはいきたい研究室に関連して茨城大学への進学を考えていました。

4年前期

横浜国立大学に特別枠(推薦)があることを知り、少し興味が湧いてオープンキャンパスに参加しました。オープンキャンパスに参加した際に構造工学研究室について知り、ここで橋梁の研究をしたいと考えました。この時点で横浜国立大学を編入先に確定。
今年は席次を絶対に落とさないようにテストには全力で取り組みました。前期終了時点での席次は2位だったため、このまま維持して4年を抜けようと努力しました。

全国高専大会にも出場し団体3位で終了。ここで部活動は区切りをつけ、テスト勉強を中心に進めました。
インターンシップでも橋梁の会社に参加し、橋梁に関連する仕事に就くことを目標として確定させました。明確な進路が考え始まったのでこのころからモチベーションが上がった気がします。

4年後期

文化祭の実行委員会だったため、9~10月はほとんど文化祭の仕事を進めていました。
文化祭が終了してからは本格的に塾講師のアルバイトを始めました。
塾講師バイトと並立しながらテスト勉強を進めました。テスト期間にもバイトを休むことはできませんでしたが、かえって危機感をもってテスト勉強ができ、席次が上がりました。

2月からTOEIC、併願の東京都立大学の専門の学習を始めた。
3月のTOEICで550点、一回目のわりに思ったよりできたのでもう一カ月だけ勉強して終了を決意。専門は完全に忘れていたので、一から復習しました。
[5年前期]
席次が1位で確定したため、横浜国立大学の特別枠(推薦)出願を最優先に考えて面接対策、併願の東京都立大学の一般試験対策を進めました。TOEICは4月で580点でしたが、これ以降は東京都立大学の出願に間に合わないためここで終了。

4月に横浜国立大学の編入学説明会に参加。編入学試験の内容や雰囲気について先輩方からご教授いただき、希望の研究室の先生との懇談をしました。

塾のアルバイトを週3~4でやりながら空いた時間に併願の勉強、面接対策を進めました。スタディプラスでの勉強時間記録、友達と一緒に勉強でモチベーションを向上させました。

基本的には過去問周回、参考書、面接対策を優先して進めました。
6月からは毎週1回いろいろな先生に面接対策をしてもらい、準備を整えました。

受験の1週間前に階段からの着地を失敗し、足首に骨挫傷を起こしました。数日は歩行ができなくなり、受験も松葉杖で参加しました。

試験当日

試験内容

面接試験のみ TOEIC提出もなし

面接

面接は15分(口頭試問込み)
時間は決まっていたのである程度の時間計測はしていると思う。

・志望動機
・大学院進学はするか
・大学院修士の後はどのような進路を考えているか
・土木分野の課題についてはどう考えているか
・その課題を環境を配慮して解決するならどうしたらよいか
・横浜国立大学をどこで知ったのか
~合否に関係ない質問~
・併願校について
・特別枠(推薦)だから合格したら確実に入学で大丈夫か

口頭試問
・二径間連続梁に等分布荷重が作用した時のモーメントとせん断力の図はどうなっているか
・英語の音読、和訳(東海道新幹線の掘削についての分?よく覚えていません 4~5行程度)

後輩に伝えたいこと

横浜国立大学は、特別枠が8人中7人、一般枠が15~20人中5人程度の合格でした。合格するならば席次を上位10パーセントに維持することで特別枠受験をしたほうがいい。ただし、一般枠か特別枠かどちらかでしか受験をすることができないため、特別枠不合格→一般枠受験はできないので注意が必要。

受験でやったほうがいいこと

オープンキャンパスや編入学説明会への参加

実際に大学に行くことで行きたいモチベーションが向上したり、本番に道に迷わなくなったりするため、機会があるならば参加したほうがいい。

友達と一緒に勉強する

明らかにモチベーションが向上する。また、過去問などの回答がない問題を一緒に説くことである程度の確認が取れる。

受験日程を確認する

私は東京都立大学を受験した次の日に横浜国立大学を受験しました。結果として東京都立大学は不合格、横浜国立大学は合格した。本命の受験に気を取られすぎて、もしかしたら当日は十分に集中ができなかったかもしれません。

横浜国立大学は推薦出願の中ではかなり遅い受験(7月頭)とため、少し不安になることも多いかも
そのほかで聞きたいことがあったら添付のTwitterまで連絡ください。

オススメの参考書

参考程度に東京都立大学の対策、横浜国立大学の口頭試問対策に用いた参考書などを書いておきます。

構造力学

  • 例題でわかる構造力学
  • 構造力学徹底演習

水理学

  • 都市システム系教科書 水理学
  • 水理学演習

材料学(コンクリート工学)

  • 土木材料学
  • 土木材料演習ノート
  • 鋼構造学

地盤工学

  • 土質力学入門
  • わかる土質力学220

土木計画学

  • 都市システム系教科書 都市計画
  • 授業の配布プリント

過去問

  • 東京都立大学
  • 新潟大学
  • 長岡技術科学大学
大学編入を目指す高専生向けの編入模試