編入体験談

2025年:金沢大学 理工学域 フロンティア工学類

自己紹介

名前:シリコン
出身高専:富山高専 電気制御システム工学科
学科順位:3年次:17位 4年次:18位
受験年:2024
受験大学(受験科目):金沢大学 理工学域 フロンティア工学類 
併願大学:専攻科
部活や資格:サッカー部

なぜ編入をしようと思ったか

主にロボットの研究をしたいと思ったから。

学年ごとの勉強内容

1~3年

特になし

4年前期

遊びまくっていた

4年後期

TOEICを始めた。夏休み頃に410点で、最終的には3月に受けた点数が一番高かったため、595点で提出した。主に用いた参考書は、金フレ・公式問題集・でる1000の3つを使っていた。この中でも公式問題集が一番大事だと感じた。

5年前期

もともと、金沢大学志望ではなかったが、4月末ごろに金沢大学を志望することを決めた。試験科目は特に記載が無かったが、試験評価に「数学・電気回路・計算機基礎の学力を重視し、成績証明書と口述試験により、基礎学力を評価します。」と書かれていたので、この3教科を勉強した。

3月からTOEICと並行で数学の勉強を始めた。数学は編入数学徹底研究という本を使って勉強した。3月末からはじめて5月中旬までかけて数学のみを勉強していたが、量は1周しかしていなかった。

5月に入ってから専門教科の電気回路と計算機基礎の勉強を始めた。どちらも授業で使っていた教科書をベースに勉強し、1,2週間ほど前から学校の先生に口頭試問の練習をお願いしてやっていた

電気回路

電気回路で用いた教科書は「基礎からの交流理論」という本を使っていた。1,2週間ほど前から、学校の先生に口頭試問の練習をお願いしてやっていた。主に過渡現象や交流回路のインピーダンスの計算の勉強を重視していた。

計算機基礎

計算機基礎で用いた教科書は「基本情報技術者標準教科書2023」と「電子計算機概論」を用いていた。主に論理式・論理回路・n進法・ソートアルゴリズム・オートマトンの勉強をした。他にも、基本情報技術者試験に近い勉強を軽くした。

試験当日

試験内容

試験内容は数学は無く、電気回路と計算機基礎だけだった。
時間は口頭試問・面接合わせて30分程度

電気回路

3つの問題があった
(1)直流電源100[V]があり,直並列で各部に流れる電流を求める問題
(2)定電流源5[A]があり,抵抗Rの値を求める問題
(3)テブナンの定理を用いた問題

計算機基礎

1つの論理式が与えられており,それに対して3つの問題があった.
(1)論理式から真理値表を求めよ.
(2)カルノー図を用いて簡略化せよ.
(3)簡略化した式を論理回路図で表せ.

感想

自分は1問ごとに解く時間と説明する時間を分けて行った.間違っていた場合は,「どうしてそうなるのか」と質問されたり,「もう少し式を簡単にできるのではないか」と聞かれた.逆に正解していた場合は「正解です.」と言われたので1問ずつ落ち着いて解くことが出来た.電気回路の(3)は,解けなかったので「わかりません」と言った.そしたら面接官に「どのような定理かは説明できるのか」と聞かれたので定理の説明をして終了した.

面接

面接官は二人.内容は主にこの4つのみ

  • 始めに大学でやりたい研究
  • 現在行っている研究
  • 大学を卒業後どうするのか(修士や博士を取るのかどうか)
  • 併願校はどこを受けるのか

感想

始めは志望動機などを聞かれると思っていたので,いきなりやりたい研究について聞かれて動揺した.自分の言ったことに対してさらに深堀りされることはなかった.

後輩に伝えたいこと

この学科は知り合いに受けた人がいなく,過去問や問題傾向などの情報がほとんどゼロの状態で勉強していたため,運によるところが非常に大きかったと思っている.学校の先生には面接練習や口頭試問練習を何回もお願いすると良い.また,担当教科の先生に先生が面接官ならどのような問題が出しやすいか・出しにくいかなどのアドバイスをもらっていた.

編入勉強のモチベーションに関してはスタディプラスというアプリを用いて編入仲間とともに勉強することがとても大切だと思う.TOEICは早ければ早いほど良い.たくさん受ければおのずと点数は上がっていく.

オススメの参考書

TOEIC

  • 出る単特急 金のフレーズ
  • 公式TOEIC Listening&Reading 問題集1~10
  • TOIEC L&R テスト 文法問題 出る1000問

電気回路

  • 基礎からの交流理論

計算機基礎

  • 基本情報技術者標準教科書2023
  • 電子計算機概論
大学編入を目指す高専生向けの編入模試