自己紹介
名前:MH
出身高専:関西の高専 土木系学科
学科順位:1年:7位 2年:12位 3年:12位 4年:13位
受験年:2024年
受験大学(受験科目):岐阜大学 社会基盤工学科防災コース(推薦)
併願大学:宮崎大学、徳島大学、埼玉大学(すべて受験せず))
部活や資格:TOEIC600 防災士
Instagram:q_iom
なぜ編入をしようと思ったか
通っている高専では学べない、地震防災について学びたかったから
まだまだ学生を続けたかったから
自分が働いている姿を想像できなかったから
科目ごとの勉強方法
数学
参考書
- 編入数学入門(金子書房)←岐阜大には必要ないです。
- 編入数学徹底研究(金子書房)
- 編入数学(ECC編入学情報センター)←これはECC編入学院に入塾すると購入できるものです。
勉強内容
私は週一回ECCの編入学院に通いながら数学の勉強を行っていました。
徹底研究に沿って授業を行うので、塾で習う→課題として徹底研究を毎週1章分解くを、1月くらいから取り組んでいました。
10~1月までは、塾で編入数学入門のほうを解かされていました。編入数学入門は高校数学の内容なので、旧帝大を受験する人向きであり、岐阜大学や私の併願校では全く必要ないです。
編入数学徹底研究は春休み半ばまでには1周しましたが、専門科目のことを考えると12月まで1周しといたほうがいいと思います。
また、微分積分に関しては、どんなに時間がなくても「1問でもいいから毎日解く」ということを続けていたので、目に見えて成長しました。このやり方はおすすめです。
岐阜大学の数学の傾向
2024年:固有値とその応用、偏微分の計算、積分の計算
2023年:連立一次方程式、固有値・固有ベクトル、マクローリン展開、広義積分
2022年:行列式の計算、1次独立、偏微分の計算、広義積分
徹底研究の該当箇所を繰り返し取り組めば、満点近くとれると思います。
物理
特になし
化学
特になし
英語
TOEICについて
3年3月:400 4年10月:430 4年12月:550 4年3月:600
- 金フレ
- 600個くらいしか覚えませんでした。意識が低かったです。
- TOEIC L&Rテスト至高の模試600問(黄色の本)
- 神です。何週もしました。特にリスニングは文章を何回も聞いたり声に出したりしたのでリスニングがぐっと伸びました。
- TOEIC L&Rテスト至高の模試600問+(青色の本)
- 黄色の本より難しいと感じましたが、解説がしっかりしているのでお勧めです。
- TOEIC L&Rテスト究極のゼミpart5&6(緑色の本)
- part5&6を解くコツが学べるのでとってもおすすめです。
私はTOEICの意識が低く600しかとれなかったのですが、本当は12月までに700とるのが理想です。700以上あれば無敵です。
専門科目
岐阜大学の専門教科の試験は、他大学に比べて一番科目数が多いです。
構造力学、水理学、土質力学、土木計画学、材料・コンクリート工学、環境生態とあまりにも多すぎたので、専門が大っ嫌いな私は心が折れてしまい、岐阜大学の一般入試はあきらめることにしました。
そこで、専門科目の試験が少ないorない、宮崎大学、徳島大学、埼玉大学を受験することにしました。なので専門は、土質と水理しか勉強しませんでした。
土質力学
- 理解を深める土質力学320問(誤植が多いのであまりお勧めしない)
- わかる土質力学220問
- 土木職公務員試験 専門問題と解答 必修科目編(米田昌弘)←おすすめ
公務員試験向けの広く浅く学べる教材を使い何度も解きました。また学校のテストを解くこともしていました。
水理学
- 土木職公務員試験 専門問題と解答 必修科目編(米田昌弘)←おすすめ
- PEL 水理学
- 学校のプリント
こちらも公務員向けの問題集をメインに解いていました。
特に「土木職公務員 試験専門問題と解答 必修科目編(米田昌弘)」が本当に優秀で、三力の内容がぎゅっと詰まっている+電卓を使わずに解ける問題なので編入試験の勉強にばっちりだと思います。
試験当日
試験内容
成績100点、面接150点の250満点
成績は1-4年の[(優5+良3+可)/総科目数*20
私は成績85点でめちゃくちゃ低いので、なぜ合格したかわからないです。
面接
面接官3人対受験者1人
時間:10~15分
当日、環境コース防災コースあわせて受験者は8人いました。
私は一番最後だったので、2時間近く待ちました。
面接の開始30分前に質問内容が書かれた紙が配られました。
紙の内容
- 志望理由
- 大学に編入学したらしたいこと(研究以外で)
- 大学卒業後何がしたいか、将来の夢など(研究以外で)
- 現在までで学校、家庭、地域社会などで印象に残っていること
(この紙にメモしてもいいし、見ながら答えてもらってもいいといわれました)
質問の内容と自分の解答をざっくり
Q1:志望理由は何ですか
A1:防災コースがあること、地震防災について学びたい、OBのお話を聞いて
Q2:防災に興味がある理由は?
A2:家族や私自身の被災体験と防災の大切さに気付けたエピソードを話しました。
Q3:あなたの高専には防災を学ぶ授業はあるの?
A3:はい。1,2年の時に防災入門と5年で防災工学の授業があります。防災入門では、防災士取得のための授業だったので、そこで防災士をとりました。
Q4:大学に入学したら研究以外でやりたいことは?
A4:高専にない講義を受けたいです。大学院に進学することを考えて引き続き英語の勉強を頑張りたいです。岐阜大学にある防災サークルに入って、ボランティア活動や他大学の方との交流を通して防災力を高めたいです。
Q5:大学卒業後はなにしたい?将来の夢とか
A5:御校の大学院に進学し、学会発表や国際学会で他の研究者との交流を通してより高度な専門知識を身に付けたいです。院卒業後は、防災分野のコンサルティングができる技術者になりたいです。
Q6:学校や地域社会で印象に残っていることは?
A6:文化祭で有志で学科展示を行ったことです。私がリーダーとなって、クラスメイトを引っ張り、短期間で都市工学の魅力を伝えられるような展示物を作りました。
Q7:高専で勉強以外で頑張ったことは?
A7:部活と勉強や行事との両立です。私は軽音部に所属しているのですが、特に文化祭では学科展示とバンドのライブとの両立がとても大変でした。そこで計画をしっかり立て、乗り越えることができました。
Q8:バンドでは何やってるの?
A8:ギターです。
と、長くなりましたがこんな感じです。
紙に書いてあるメインの質問に答えて、その答えた内容から深堀りされる感じです。
とても緩い面接で、面接官も優しく、私が話すことに対してひとつひとつ感想をくれました。(素晴らしいですね!、MHさんの熱意がよく伝わりましたなど)
なので、もっと話したい!という気持ちになり、防災について熱弁してしまいました。
3対1の面接ですが、面接官の1人がメインで質問してきて、残りの2人がちょこちょこ聞いてくるという感じでした。そのため実質1対1のような面接でした。
★質問内容として、現在行ってる研究や大学でしたい研究などには全く触れられませんでした。むしろ研究以外で何がしたいかを聞かれました。
★募集要項に口頭試問ありと書いてありますが、専門知識を聞かれるようなことはなかったです。
後輩に伝えたいこと
岐阜の推薦入試について
志望理由書
何度も先生に添削してもらい、完璧な状態で提出しました。
あえて浅く書くことをおすすめします。(質問させるため)
面接で話すこと
私はいろんな質問を想定して、それぞれの答えを箇条書きしたものをA4枚くらいつくりました。
面接練習
何人かの先生や仲のいい友達に練習してもらいました。
面接練習はやればやるほどいいです。あえて圧迫面接っぽく練習してもらうことをおすすめします。
宿
コンフォートホテル岐阜に泊まりました。駅やバス停が近くとても便利でした。
★合格するポイント
成績が一番大事だと思います。正直面接が緩すぎて、どこに点数をつけるんだろう…という感じでした。私は成績点が低いので合格したのはまぐれのような気がします。もしくは面接が満点だったのかも?
推薦に合格したいのであれば、学校のテストを頑張ってください!
大学編入の勉強について
とりあえず!!!
- TOEIC
- 数学
をやってください。TOEICは12月に終わらせること、数学は夏休みから徹底研究を解きまくることが大切です。
私は、あまりにも意識が低く、TOEICはあまり伸びなかったし、専門も全然勉強していませんでした。正直岐阜の推薦落ちたらもう終わりとすら思ってました。
皆さんはこうならないよう、早めに勉強してくださいね。
長くなってしまいましたが、何か気になることがあれば気軽にご連絡ください。
オススメの参考書
- 土木職公務員試験 専門問題と解答 必修科目編(米田昌弘)
- 金フレ
- TOEIC L&Rテスト至高の模試600問(黄色の本)
- 編入数学徹底研究