自己紹介
名前:わかるマン
出身高専:新居浜高専電気情報工学科
学科順位:3年次:17位 4年次:16位
受験年:2024年
受験大学(受験科目):和歌山大学システム工学部システム工学科電子物理工学メジャー
併願大学:なし
部活や資格:軽音楽部(部長)
なぜ編入をしようと思ったか
インターンに行った企業がどちらもブラックを感じ、「高専卒はこんなもんか〜」と思っていたことに加えて、周りの仲の良かった人の9割が進学するのでなんとなく進学にしました。
学年ごとの勉強内容
1~3年
ひたすら軽音にのめり込んで将来のことは何も考えていなかった。
電験をとることも考えたが勉強がめんどくさかったので断念。
3年秋から軽音部部長になる。
4年前期
就職するなら食品系の企業がいいなと思い、某水色のロゴの飲料メーカーと徳島の某製薬会社のインターンに参加。
どちらも自分には合っていないと思ったので進学を意識し始める。
参加しているバンド数は減らしたものの依然部活は忙しいまま。
姉が岡大に行っていた影響で、進学するなら岡大かな〜と思いつつも勉強は何もしていない。
4年後期
だんだんクラスの進学組が推薦の順位を取るためにピリついてくる。しかし私は何も変わらずテスト前にちょっと勉強するだけの生活。
進学するならどうやらTOEICを取らなければいけないらしく、ほぼノー勉で1月の公開テストを受ける→410点で大爆死
3月にも受けれたが受験料は高いしあまりやる気がなかったのでTOEICを諦めた。
岡大の推薦条件に届かなかったので、志望大学のレベルを落として、推薦条件が「成績上位(順位の条件ほぼなし)」「TOEICなし」で大学を探す。
受験勉強はほぼしていない。危機感はない。
5年前期
春休み
さすがに勉強してないことに焦りだす。
春休みが始まって1週間で校内推薦をもらう。
春休みが終わる1週間前にメルカリで徹底研究と物理のエッセンスを購入。
始業〜試験を受けるまで
ほぼ毎日4〜5時間勉強をするようになる。
徹底研究の例題と類題を2周、物理のエッセンスは力学を1周波動は出そうなところをちょっと勉強、電磁気は学校で使ったオレンジ色の教科書と演習問題を3週ぐらいやった。
和大の過去問が令和5年度のやつがしばらく見えていたので、解いてみた。(なんだ超イージーじゃないですか)
入試2週間前に見てみると令和6年度に変わっていたので解いてみた。(は?むずすぎやろこんなん誰が解けるん)
ここで自信が喪失して、推薦で落ちたら一般でも受かる気がしないので就職することを決意。
マイナビに登録してしまい、某空調会社の待遇がすこぶるいいことを知り進学したい気持ちが0になる。
試験当日
試験内容
面接と数物の口頭試問
数学
- ホワイトボードに貼られたA4用紙に問題3問
- そこから1問選んで解く
- 内容的には超簡単なやつばっかり
- 問1覚えてない
- 問2多分微積
- 問3固有値と固有ベクトルを求めるやつ
物理
- 単振動の運動方程式
- 質量mでx軸で運動するとして2階微分方程式の一般解はどうなるか
- 単振動時の抵抗力はどうなるか(向きと大きさ)
面接
- 大学志望理由
- 高専では半導体についてどういうことを学んだか(半導体工学と実験)
- 青色LEDはどんな特性があるか(上の質問で青色LEDの実験について話したから)
- 大学で何を勉強したいか
- octとは何か(勉強したいことについての知識)
- octをどのように発展させていきたいか
- 学部卒業後の進路
※時事問題、卒研について、苦手得意科目について、自己PR、については聞かれず
※面接時間は25分ぐらい
後輩に伝えたいこと
とにかく進路は慎重に考えてください。
もし推薦を取るなら本当にそれでいいのか周りの人の進路状況とかは考えずに、自分の心に何度も聞いてください。
進学する気しかない人もぜひ一度高専にきている求人やマイナビ等を調べてみたり、就職する友達や先輩にどんな会社があるか聞いてたりしても、心が揺るがなかったなら進学を頑張ってください。
もし揺らいでしまったなら無闇に推薦は取らない方がいいかもしれません。
不本意ながら大学に受かった場合かなり後悔します。春休みが明けるまで考えても問題はないです。
進学する人は併願大学の出願期限もしっかり把握してカレンダー等に入れておくことをお勧めします。
私は技科大の一般も受けるつもりでいましたが、出願期限が気になって調べた時にはもう締切日で血の気が引きました。
自分の人生なので親や友達が進学しといた方がいいと言ってきてもそれに捉われず強い心を持って舵を切っていただければと思います。
どうかこのポンコツの体験談を反面教師にしてください。
オススメの参考書
編入数学徹底研究、物理のエッセンス(上下)