自己紹介
名前:ぷー
出身高専:某四国高専 情報系
学科順位:1年:20位 2年:12位 3年:7位/40 4年:7位/40
受験年:2023年
受験大学(受験科目):神戸大学理学部数学科 受験科目:数学(120分) 英語(60分)
併願大学:筑波大学理工学群数学類
部活や資格:サッカー部、TOEIC L&R 705点
なぜ編入をしようと思ったか
数学がしたかったからです。
それと大学で様々なことに挑戦し経験を増やすことと、自分の成長のためです。
学生のうちは時間がたくさんあります。自分の好奇心や行動力、継続力次第で無限大に成長できると思います。
学年ごとの勉強内容
1~3年
最初は就職するつもりで高専に来たので、編入することは考えていませんでしたが、趣味で数学(特に微分積分)をしていました。
4年前期
1~3年と同じです。
4年後期
1~3年と同じです。
5年前期
この頃に編入しようと思いました。最初は就職のことや機械学習をしたいことを考えて、別大学の情報系の学部を志望していました。
5年生になる前の春休み中、就活を辞めて、大学の編入試験問題を解いたり、参考書を解いたりしていました。TOEICも並行して勉強していました。平均勉強時間は8~10時間くらいです。
5月の初めに、数学科を志望することに決めました。大学では自分が一番やりたいことをしたいと思ったからです。情報系のこともしたいと思ってはいましたが、一番は数学でした。このときから勉強が数学だけになりました。もはや勉強と言っていいのか分かりません。趣味をただひたすらやっているだけの幸せな時間です。最終6月の中旬までには20個の大学の数学の編入試験問題を解き終わりました。
試験当日
試験内容
問題の内容は大学側が公開しているので省略します。
数学
問題1 固有値問題
難しくはありません。ですが7割くらいの出来でした。帰ってもう一度やってみると解けました。
問題2 重積分
試験終了間際にミスに気づいて萎えました。8割くらい。
試験本番でこの問題を最初に見たとき面食らいましたが、落ち着いて対処すれば大丈夫でした。
問題3 微分方程式
自分は微分方程式が好きなので簡単でした。10割です。
問題4 連立一次方程式
良くあるような問題です。(3)が分かりませんでした。できは6割くらい。
英語
問題1 微分係数の定義
(1),(2)は穴埋めでした。非常に簡単です。(3)は微分可能であれば連続であることの証明を日本語で完成させよと言う問題でした。
問題2 集合の濃度
(1)は英文の和訳、(2),(3)は英文の内容を日本語で説明する問題でした。普通に英語が読めれば問題ないと思います。
英語は10割だと思います。ほとんど皆そのくらいなんじゃないかと思います。
筆記試験の合格発表は当日の夕方に発表されます。試験直後から合格しているなと思いました。
面接
試験に関係のない質問
- 併願している大学はあるか
- 第一志望の大学はどこか
試験に関係のある質問
- 志望動機
- 卒業後の進路(院に行くかどうか、就職先など)
セミナー形式での発表
発表内容は3つありました。その内容は試験本番の約1ヶ月前くらいに届いたと思います。
- 1つ目:ε-δ論法
- 2つ目:線型空間と線型ノルム空間
- 3つ目:Birkhoff-von Neumann定理
この三つのうち一つを選んで発表すれば良いです。私はε-δ論法を以前から知っていて一番上手に説明できると思ったので1つ目を選びました。
10分間で説明してくださいと言われました。10分間で説明し切ることができなかった(というか丁寧に説明していると間に合うわけなかった)ですが、非常に論理的かつ自信を持って発表できたと思います。
正直面接官からの質問はそこまで関係ないと思います。評価は発表の比重が大きいと思います。
発表終了後、先生と協力して発表の準備をしたかどうか聞かれました。1人で準備したのでそう答えるとかなり驚いていました。嬉しかったです。そのほかにも卒研の内容や、自分の好きな数学の分野についての質問を少しされました。面接試験終了後、合格を確信しました。
後輩に伝えたいこと
試験以外のこと
試験会場の下見は必ずしたほうが良いと思います。特に私のように田舎からきている者はしたほうが良いです。電車が複雑です。ちなみに私は試験当日、電車に2回乗り間違えました。前日の下見では普通に乗り間違えることなく行けましたが、当日に間違えました。原因は思い込みです。前日は駅員の方にしっかり質問していました。ですが当日は前日のように行けば良いやと思い、駅員の方にあまり質問しないでいきました。そしてこれで正解だと思っていた電車に乗るとそれは特急で、目的の場所より何駅か先の場所に到着してしまいました。普通車に乗るべきでしたが、気付きませんでした。そしてなぜかその次も思い込みで間違えました。
私がとんでもないほどアホなだけでみなさんは大丈夫だと思いますが、念のためここで私の経験を言っておくことにしました。駅員の方に聞いて確実にしましょう。かなり時間早めにホテルを出ていたので無事間に合いました。
試験のこと
神戸大学理学部数学科は過去問が非常に多く公開されています。様々な参考書の問題を解いた上でこちらもぜひ解いてください。私は15~20年分ほど解きました。過去問を解いてみて出来がよかったとしても絶対に油断しないでください。その時の状況と本番では違います。本番で自分のMAXの力を出せるかというとなかなかうまくはいかないと思います。本番の状態で自分のパフォーマンスを最大限に引き出せるよう、色々な問題に触れてみてください。
英語の方は洋書やwikiで色々調べていました。ある程度勉強すれば問題ないと思います。
発表は舐めずにしっかりと準備してください。わからないところはまず無くしましょう。その上で証明や説明を論理的に誰もが納得のいくように組み立てていきましょう。面接官、つまり教授の前で立って黒板を使って説明することになります。人によってはやはり緊張するかもしれませんが、自信を持って発表できるように、何度も何度も練習をしてください。
オススメの参考書
自分がやった参考書を挙げます。
数学
- 明解演習 微分積分
- 明解演習 線形代数
数学科なら明解演習は必須だと思います。
- 編入数学過去問特訓
- 編入数学徹底研究
- 数検1級の問題集
- 数学III赤チャート
英語
- TOEIC L&Rテスト精選模試リスニング3
- TOEIC L&Rテスト精選模試リーディング3
- でる1000
- 金フレ