編入試験に向けて勉強を始めたが、どの参考書に手を付ければ良いのか分からずに悩んでる皆さん!
編入試験対策にはある程度決まった勉強方法があります!
編入体験談に記載されているおすすめ参考書を元に、数年間塾講師をしていた私がおすすめする勉強方法と編入試験対策におすすめの参考書を挙げています。
数学編
必須
編入対策の数学の勉強方法はほぼ確立していると言っても過言ではありません。ほとんどの編入合格者が使用している参考書が、実際に編入問題の過去問から抜粋している徹底演習です
大学編入試験問題 数学/徹底演習(第3版)-微分積分/線形代数/応用数学/確率-
これを一冊完璧にこなせるようになれば編入試験は十分にこなせるようになるはず!一冊だけで不安であれば以下の参考書がおすすめです
似たような編入参考書で一番新しく、私も実際に使ってみて良かったのでおすすめできます
基本的に編入試験の数学対策にはこの二つの参考書があれば十分です!
これと各大学の過去問を中心に勉強していけば大丈夫でしょう
具体的には志望大学の過去問で6割以上解けるようになれば数学対策はOKです
難易度的には大学編入のための数学問題集の方が優しいのでこちらから始めるのがおすすめです
解説がかなりしっかりしていて、問題も地方国立のものが多いで他の参考書より解きやすいと思います
他に編入対策としておすすめな参考書は以下の二冊です
こちらの本も編入合格者に多くの支持があります
しかし、上記で挙げた4冊の参考書はどれも過去問から問題を抜粋していて似ているため、全てをこなす必要はないでしょう
私も実際に使ったのは最初の二冊だけなので、こちらは余力がある方がこなせば大丈夫だと思います
こちらに挙げた参考書を完璧にこなして編入過去問で6割以上をとることができなければ、分野別に絞った参考書をおすすめします。一番自分が点が取れないと思った分野から集中的にこなして、勉強した分野は確実に8割はとれるようにしましょう
苦手な分野ほど勉強するモチベーションは上がりませんが、逆に言うと何が苦手かわかっているので勉強はしやすく点は上がりやすいです
得意な8割とれる分野を10割とれるようにするより、4割しかとれない分野を6割とれるようにする方が点数はとりやすいです
そのため、勉強するときは苦手な分野から勉強してくのをおすすめします!
微積分
こちらは編入試験用に出版されている参考書なのでおすすめです
編入にフォーカスを当てている分、他の参考書より勉強の効率が良くなります
微積分に限らず、明解演習シリーズはおすすめです。編入対策には良いレベルの難易度なので、これをしっかりこなせれば編入対策の微積分は十分でしょう
本書の難易度が高いという方は編入の微分積分徹底研究―大学編入試験対策や学校の教科書からしっかり見直してみましょう
本来編入試験は学校の教科書を完璧にこなせれば十分なレベルです
まずは基礎からしっかり固めましょう!
線形代数
大学編入試験対策 編入の線形代数徹底研究―基本事項の整理と問題演習
こちらも同じシリーズで編入試験にフォーカスを当てた参考書です。基礎の次にやると良いでしょう
線形代数も微積分と同じく明解演習をおすすめします。線形代数はほとんどの大学の編入試験で出題されるため、余裕がある方もこなしておいて損はない参考書です
ベクトル・行列
こちらの参考書は編入のワードは含まれていませんが、編入対策用の参考書です。最初に挙げた二冊の参考書でベクトル・行列分野に不満を感じるならこちらを使えば良いでしょう
確率・統計
編入試験においては確率分野に絞って出題する大学は少ないので、基本的に最初に挙げた二冊をこなせば多くの人は大丈夫でしょう。しかし、一部の大学では確率分野が出題されるため、こちらの参考書で対策するのがおすすめです
やはり明解演習シリーズが編入対策レベルにはうってつけでしょう。確率統計の分野は他の分野と比べるとしっかりと基礎ができていないと手が付けれられないような問題が多いので、まずは教科書レベルからしっかり理解してから取り組むことをおすすめします
教科書がない!という方はマセマシリーズがおすすめです。初学者にとって一番わかりやすく説明されていると思います
複素関数
スバラシク実力がつくと評判の複素関数キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!
複素関数も確率統計と同じく、出題されるのは一部の大学です。高専で深くまで学ばない方もいるかもしれないので、基礎の本としてマセマの本をおすすめします
複素関数の編入問題は留数定理を使わせるものが多いので、留数定理までしっかりマスターしましょう!
マセマの本は非常にわかりやすく簡潔に書いているので、不安がある方はなっとくシリーズを参考書にすると良いでしょう
数学の編入試験対策は最初に挙げた徹底演習などをこなす人が大半だと思います
もちろん、勉強方法は人それぞれで徹底演習から始める方などもいますが、
私はまず教科書の公式を全て証明して暗記し自分で公式を導けるようにしました
おかげで基礎はかなり身についたので、数学の編入対策として勉強方法に悩んでいる方はぜひおすすめです
どうでしょうか?
コツは様々な参考書を一周するよりも何冊か絞って2〜3周することです!最初に挙げた必須のものを1,2冊。そして苦手分野を1冊ほどがベストでしょう。あ様々な参考書があり迷ってしまうかもしれませんが、自分にあった参考書を見つけて年季の入った参考書にしてください!