自己紹介
名前:hinata
出身高専:岐阜高専機械工学科
学科順位:1年次:16位 2年次:6位 3年次:2位 4年次:4位
受験年:2022年
受験大学(受験科目):金沢大学理工学域機械工学類機械数理コース 特別選抜(推薦)
併願大学:専攻科 岐阜大学 豊橋技科大(推薦で合格したため、すべて未受験です。)
部活や資格:機械設計技術者3級 危険物取扱者乙4類 TOEIC 625点
TwitterID:@hinataddh181
なぜ編入をしようと思ったか
元々大学には行ってみたいと思って高専に入学しました。
高専に入学してからは、一度は高専から出て自分の視野を広げたいと思って編入しようと思いました。
金沢大学を志望した動機としては、高専の卒業研究で機械学習の研究を行っており、機械工学科で機械学習を研究している先生が他大学に比べて多くいると思ったからです。
あとは、推薦で編入をしたいと思っていたので推薦がある金沢大学にしました。
学年ごとの勉強内容
1~3年
バイトと部活ばっかりやっており、テスト前2週間前位からテスト勉強だけをしていました。
ただ、機械工学科だと3年生の専門でつまずくとその後の授業がわからなくなると聞いていたので、専門科目(特に材力)は毎回復習をしていました。
4年前期
3年生の成績が良かったので推薦で編入を使用と決めて、学科内順位が下がらないように各科目(難易度の高い科目のみ)の復習をしつつTOEICの勉強をしました。
また、この時期から数学の編入数学徹底研究を始めました。
夏休みはTOEICを重点的に行いました。
4年後期
9月の2週目くらいにあったTOEICで英語は一端終了し、授業の復習と数学の勉強を行いました。(TOEIC625点)
冬休みからは編入数学徹底演習を始めました。
春休みに入ってから専門科目(いわゆる4力学)の勉強を始めました。
また、春休み後半くらいで受験校を金沢大学に決めました。
5年前期
学校が始まってからは、色んな大学の過去問を解いてました。
あとは、研究室の先生、担任の先生、友人に面接練習と志望理由書の内容確認をお願いしました。
試験当日
試験内容
推薦入試ですが、口頭試問がありました。
数学と専門(僕の年は熱力と材力から片方選択)の2科目で、それぞれ問題を読む時間と説明する時間を含めて7分だったと思います。
前にホワイトボードがあり、そこで解き方を説明しながら解く感じでした。
数学
問1 dy/dx=xsin(x)/(y^2) の一般解を求めよ。
問2 f(x,y)=e^(x^2+xy)について
(1) xについての偏微分、yについての偏微分を求めよ。
(2) z=(1,2,f(1,2))における接平面を求めよ。
(→私が接平面を解けずに止まっていると、では今から伝える内容を解いてくださいと言われました)
エクストラ z=(1,2,f(1,2))の全微分を求めよ。
専門
熱力学(ディーゼルサイクル)と材料力学(不静定圧縮?)のどちらかを選択。私は熱力学を選択
まず、ディーゼルサイクルにおいて、加熱量q、v1/v2=ε、PV線図(1,2,3,4の番号が振られている)、23は等温加熱、41は等圧放熱と与えられていた。
問1 定容比熱、定圧比熱をRとkを用いて表せ
問2 P2を与えられて文字を使用し表せ(P1、ε、k)
問3 サイクルにおける最高温度を与えられた文字を使用し表せ。(q,k,R,T1,ε)
問4 このサイクルの熱効率を与えられた文字を使用し求めよ。(q,k,ε,T4,T1)
このような問題だったと思います。(僕の年は、数学が例年の傾向と違った為あくまで参考程度にしてください。)
僕個人の成績はおそらくこんな感じだと思います。
(微分方程式)解けた
(偏微分)解けた
(接平面)解けなかった
(全微分)解けなかった
(熱力学)全部解けた
面接
面接官は3人おり、真ん中の人が質問者(そこそこ親身に話を聞いてくださいました。)、向かって左側の人が問題の出題者(口頭試問で、ここの答えはこうなると思いますと言ったときに頷いてくれたりして下さいました。)、右側の人が腕を組みながらちょっと興味なさげに話を聞いていました。(他の部屋で面接を受けた友人も同じような面接官の構成だったと言っていたので、プレッシャーをかける為にわざとだと思います。)
面接の内容としては、
- 編入学後の具体的な目標はなんですか?
- 将来どんな仕事をしたいと考えていますか?
- 大学院には進みたいと考えていますか?
- 機械学習の研究室に進みたいとのことですが、希望の研究室に進めなかった場合はどうしますか?
- どういった経緯で金沢大学機械工学類のことを知りましたか?
~口頭試問後~
- 参考までに他に受験予定の大学を教えてください。
- 2年間で卒業できないかもしれませんが大丈夫ですか?
正直、もっと踏み込んだ内容(卒論の中身や、志望理由書の内容等)を聞かれると思っていたので少しびっくりしました。
後輩に伝えたいこと
まず、受験する大学は推薦、学力共に早いうちに決めたほうがいいと思います。推薦入試の場合でも面接だけや小論文、口頭試問の有無等が異なってくる為はやめに勉強する内容を絞るためにも早めに決めておくと後々楽になると思います。
また、併願で学力試験を受けれることが推薦入試のメリットですが、推薦の合格発表後に学力の出願を取り消すことができないので1校あたり約3万円必要となります。併願校もしっかりと選んだ方がいいと思います。
最後に、推薦を受けるとなるとクラス内で順位争いや志望校の枠の争いが発生してしまいます。しかしながら、編入試験は友人との協力が必須だと感じたので一緒に頑張れる友人を大事にしたほうがいいと思います。
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オススメの参考書
数学
- 編入数学徹底研究 桜井基晴著 金子書房
- 数学/徹底演習 第3版 林義実・小谷泰介共著 森北出版
専門
- よくわかる機械工学4力学の演習 西原一嘉・井口學共著 電気書院
- ↑網羅はできるが正直難易度が低く演習問題量が少ないです。
あとは、各専門科目の教科書を使用しました。