自己紹介
名前:さきん
出身高専:大阪府立大学工業高等専門学校 環境物質化学コース
学科順位:3年次:約15位 4年次:約15位
受験年:2021年
受験大学(受験科目):大阪府立大学 工学域 物質化学系学類 化学工学課程
併願大学:豊橋技術科学大学
部活や資格:バレーボール部、資格なし
TwitterID:@pwdwdwp
なぜ編入をしようと思ったか
高専で勉強をするにあたり、教職に興味が湧き、教職課程を履修したいと考えたから。
科目ごとの勉強方法
数学
特になし。
物理
特になし。
化学
特になし。
英語
TOEIC(リーディングのみ)
私は専門科目に全振りするために捨てていました。
専門科目
化学工学
過去問を解いて、教科書を読む。の繰り返しでした。
入試では電卓が使えないため、手計算をスムーズに行う練習をしました。また念のため式の導出ではなく、式に代入していく問題を解いておきました。
物理化学
化学工学と同様、過去問と問題を解くの繰り返しをしていました。
こちらも、式の導出があまりなく、代入して手計算をすることがほとんどでした。ただ範囲はやはり変更されておらず、過去問と同じ範囲を勉強をすれば大丈夫です。
過去問と全く同じ問題が出ていた箇所もあったため、過去問を解いておいて良かったと感じました。
試験当日
試験内容
化学工学
①流体(ベルヌーイの式):暗記が必要だったが、問題を解いていると勝手に暗記される。しかし、位置エネルギーなどに言い方が帰られていたため、ベルヌーイの式の各エネルギーが何を表しているかは覚えておいた方がいいかもしれない。
②蒸留:まさかの作図問題は、完全に死角だった。
③反応器(回文):物質収支と組み合わせた問題で、解くのに時間がかかったため、大問は例年通り3つだが、出題範囲は4つという訳の分からないことになっていた。
物理化学
①エントロピーなどの手計算:数字に置き換えた際の問題の言い回しが独特だったため、問題文はしっかり読むに限る。
②蒸気圧降下:式の導出が出題されたが、簡単な分数の積分ができればOKだった。
③pH:過去10年間で初めての出題だった。そのため今後2、3年はpHの問題が出題されることが予測され、その期間で出題範囲が確立され、今後その範囲に精通した問題が出題されると予測される。
補足
2022年度編入試験では、大阪公立大学に名称が変更されるためか、式の導出はあまり出題されず、その代わりに代入して手計算をするということが多かったです。また、式の導出だけでなく、暗記は今後必須になると思います。
ただ応用問題はそれほど出題されず、過去問を解ければ問題はないと感じました。
面接
- 志望動機
- 単位変換について理解しているか
- 卒業後どのような人材になりたいか
- 併願先(どこが第一志望かも)
- アルバイトは何をしているのか
- 部活は何をしているのか
- 卒業研究は何をしているのか
- 応用化学と化学工学の違いについて
- (質問ではないが)「TOEIC低いね」と言われた
応用化学と化学工学の違いについて質問された理由は、私が高専では有機系の研究室に配属されているのにも関わらず、化学工学を志望したからだと思われます。
途中に雑談のようなやり取りもあったため、緊張は緩和されますが、急に真面目な質問が来るため、気を抜くのは厳禁です。
後輩に伝えたいこと
化学工学は他の学科とは違い、面接官7名に対して受験者1名で面接が行われます。扉を開けるたびに面接官が増えていく、あの迫力を楽しんでください。
こんなに長く書いていてあれなのですが、勉強期間はたったの2ヶ月だけです。
皆さんは、早めに勉強を始めることをオススメします。2ヶ月間で詰め込むのは、かなりしんどかったです。
オススメの参考書
- 基礎化学工学
- ベーシック化学工学
- ライフサイエンスのための物理化学