自己紹介
[名前]ともやん
[出身高専 学科] 阿南高専
[学科順位] 3年 1位 4年 2位
[受験の年]2019年度
[受験大学]神戸大学 理学部化学科
[受験科目] 化学 英語
[併願大学]
阿南高専専攻科
徳島大学 応用化学コース
岡山大学 化学生命系学科
[部活や資格]
バレーボール部 副キャプテン
TOEIC 615
環境社会検定試験
[その他経歴]
3年次:日本学生科学賞( 頑張ったことで喋るネタにしました)
TwitterID:@tomoya1171
受験内容
動機
高専の勉強が物足りなく感じ、また自分の学力がどこまで通用するのか挑戦してみたいと感じました。そこから受験するまでの間、自分のやりたい事を明確化するのにとても苦労しました。最終的には、卒業研究、受験勉強を通し興味のある分野、得意な科目を分析し、大学の志望動機に繋げました。
1~3年
漠然と進学を考えていました。学校の勉強以外は特に力を入れてませんでした。ただ、就職、進学が選べるように席次は意識していました。
4年前期
進学する意思を固め、TOEICの勉強を始めました。学校推薦を使わない意思も固めたため、学校の勉強より、TOEICを重視しました。
公開テスト5月に540点。7月に590点
4年後期
夏休み中はTOEICの勉強と数学の勉強に当てました。公開テスト9月に615点。
勉強は継続していたが、自分の核となるやりたい事が見つからないことに悩みました。
大学のシラバスと阿南高専のシラバスを比較して、単位的に編入可能な大学。また、沢山の先輩意見。自分の興味のある分野。受験科目を考慮して、第一志望を神戸大学理学部に固めました。
春休み
化学は神戸大学の過去問を解きながら、出題分野をシラミ潰しに解きまくりました。
主に量子力学、熱力学の復習に力を入れました。英語はTOEICの知識頼みであまり触りませんでした。
5年4月
問題集だけでは不安だったので、神戸大学で使う参考書を購入し、基礎からの復習を徹底しました。
5年5月
4月と同じ。卒業研究の頻度を減らし、編入勉強に力を入れました。
5年6月
併願の徳島大学、岡山大学の受験が近づいて来たので、神戸大学の勉強と並行しながら面接対策、筆記対策を行いました。
5年7月
神戸大学の受験が近づいて来たので、過去問の解き直しを徹底しました。
試験当日
受験会場まで1時間くらいの場所にホテルを取りました。もっと近くに取ったらよかった!
当日は緊張はしていたが、勉強面は吹っ切れていたので、集中力も高くいいコンディションでした。
※筆記試験の日は私服で可
試験内容
化学
無機化学 10割
物理化学 8割
量子力学 9割
有機化学 9割
無機化学 軌道、充填率、結合次数
物理化学 フェーン現象の説明・仕事と熱の違い
量子力学 波動関数の直交性を示す問題
有機化学 合成経路を示す問題・生成物の穴埋め
全体的に簡易化していました。分析化学が一問でていて、取りこぼしたかもしれません。
無機は前年度までの傾向と違い、軌道が出題されました。
英語
1枚半の長文読解×2
(地球温暖化、生分解性プラスチックについての内容)
英作文(原子の構造について)
NMR,DNA,UVなど略語の正式名称を英語で答える問題
正直、手応えは1割程度でした。(笑)
気合いでどうにか埋めきったが、テストが終わった瞬間落ちたと思いました。
神戸大学理学部はその日に筆記を採点し、ボーダーを超えた人のみ翌日の面接を受けることができます。
面接
聞かれたこと
- 併願校
- 神戸は大何志望?
- 志望動機(深掘りされた)
- なぜ物理化学が好きなのか⁉︎
- 物理化学はどういった分野で生かされているか
- 研究内容(かなり深掘りされた)
志望動機と研究内容をかなりしっかりまとめておくべきだと思います。それ以外は殆ど聞かれません。先輩から先に面接情報を得ていたので、詰まることなく自信を持って話すことができました。
全体の総評
筆記試験は正直、化学が主で英語は殆ど見られていないと感じました。化学は基礎的な分野が多く出題されるため、知識の溝をしっかり埋め、ケアレスミスを防ぐことが最も重要です。
面接は、志望動機と研究内容を最優先で何を聞かれても良いように固めてください。
使った参考書
- ブルース有機化学概説
- ボルバルトショアー上下
- シュライバー無機化学上下
- アトキンス物理化学上下
- クリスチャン分析化学
- 少しやる気のある人のための自学自習有機化学
- 量子力学 著者:真船
- 無機化学演習 基礎から大学院入試まで
英語は来年からTOEIC審査になるため追記しない。