自己紹介
名前:バルカン
出身高専:S高専
学科順位:3年次、1 4年次、1
受験年:2024
受験大学(受験科目):名古屋大学 化学生命工学科
併願大学:大阪大学 基礎工学部 合成化学コース、京都工芸繊維大学 応用化学課程 分子化学デザインコース、専攻科
部活や資格:陸上部
Instagram:ydiest107
Studyplus:ワクオ
なぜ編入をしようと思ったか
入学当初は就職希望でしたが、学校の成績が良かったことや、研究職につきたいという思いから編入する事に決めました。
学年ごとの勉強内容
1~3年
学校の定期テストの勉強はしていましたが、それ以外は部活部活部活…って感じでした。学校のテストは比較的取れていたことと部内の先輩に進学する人が多かったのでなんとなく進学しよっかなーくらいに思っていました。
4年前期
この時期もまだ部活ばっかりしていました。インカレや高専大会に向けてひたすら練習をしていた気がします。TOEICの勉強は少ししていましたが、9月に受けた公開テストでは520点と悲惨でした。
4年生の前期にインターン先を決めましたが、この時に大企業の数々を見て、「就職した方がいいんじゃね?」と思いはじめ、就職と進学かで迷っていましたが、いざ行ってみると想像していた研究や開発ではなく工場での作業がメインでした。
これを見た僕は絶対自分には向いていないと確信し、開発職や研究職につけるように大学院まで進もうと決意をします。それから、もう少し違う環境でさまざまな経験をしたいという思いもありました。
4年後期
10月は行事などで勉強した記憶がないので割愛します。
11~1月
主にTOEICの勉強をしていました。使った教材をはじめに挙げます。
- 金フレ
- 文法特急
- 公式問題集
結果から言うと僕は695点でTOEICを終了したので、他の方を参考にしてほしいですが、一応自分なりにポイントを言います。
まず金フレの単語は覚えて損はないと思います。覚えてるのと覚えてないのとでは点数はめちゃ変わります。文法特急はTOEICで頻出の問題パターンが載っているのでおすすめです。公式問題集は1度試験本番と同様の形で解き、その後細かく解説を読んでいくといいと思います。知らんけど。
僕は決して編入生の中ではTOEICが高い方ではないので言います。知らんけど。
TOEICの公開テストの結果を載せておきます。
10月:595点
12月:695点
1 月: 695点
2~3月
学年末試験が終わり、春休みに入ります。
TOEICの勉強は切り上げて数学の勉強を始めました。
春休みに入った時点で数学は徹底研究を14章まで1周した程度の進捗でした。
正直2月は受験生という自覚をあまり持てず勉強をしていなかったに等しいのではないかと思います。徹底研究をある程度解けるようになりました。
3月になると少し勉強時間は増えました。
徹底研究をある程度終えたあと過去問特訓、物理の力学を始めました。
はじめは何が書いてあるかさっぱりでほとんど答えを見ていましたが少しづつ解けるようにしていきました。僕が受けた大学は高校確率が範囲だったので確率の勉強もしました。
5年前期
4月
過去問特訓を重点的に解き、それに加えて新しく電磁気の勉強も始めました。
電磁気はほぼ初見だったので地獄を見ました。解いても解いても理解ができず、周りの物理を解いてる人はいなかったので聞くこともできず、心が折れそうになった時期の1つです。数学はある程度量を積んできたので、自分の中で得意不得意をつかめてきます。
5月
電磁気を主に勉強しながら大阪大学、京工繊の範囲である熱力学の勉強もしました。電磁気もある程度解けるようになっていき、熱力学は範囲が狭く比較的簡単なのですぐに終わりました。数学は過去問特訓は解きながら徐々に受験校の過去問に移っていきました。
6月
このころから過去問をメインに解いていきました。6月中旬に専攻科入試で数学があったので改めて勉強し直しました。数学に満足したら、大阪大学、京工繊に向けて物理の勉強を満遍なくしていきました。
7月
7月の1週目と2週目に京工繊と大阪大学を受験し見事に爆死をしました。
そしてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、化学系の学科を志望しているにもかかわらず化学の勉強をほとんどしていませんでした。併願校の科目が数学と物理だったので、まずは併願校に合格することを優先した結果、化学を勉強する時間をあまり取れませんでした。
大阪大学が終わり、名古屋大学まで約3週間しか残されていませんでした。やるしかないのでできることをしましたが、半分生きてて半分死んでる気分でした。
試験当日
試験内容
数学は解ける問題と解けない問題を素早く見極めて、解ける問題を確実に解いた後、難しい問題にチャレンジするといいと思います。
ベクトル解析、微積、固有値、確率、は出たと思います。
物理は時間との勝負です。日頃から時間を意識して解くことをお勧めします。
化学は、高校化学と大学で習うような物理化学が同程度出ていました。
面接
10分間の面接がありました。
口頭試問はなく、卒研についてずっと話していました。その後第一志望はどこですかと聞かれ答えると面接は終了しました。
具体的にされた質問を挙げます。
- 卒研または入学してからしたいこと
- 卒研の詳しいところ
- 第一志望
後輩に伝えたいこと
受験勉強はつらい人がほとんどだと思います。もちろんそれを覚悟したうえで受験を決意すると思いますが、心が折れそうになることは何十回、何百回とあります。それでも僕が受験勉強を続けられたのは周りに応援してくれる人がいて、一緒に勉強をしてくれる友達がいたからだと思います。環境は大事!!
(いい感じのこと言ってますが、合格してなかったら同じようなことは言えてないと思います笑)
受験をするうえで僕が大事だと思ったことを言います。
ひとつは生活リズムをしっかり作ることです。例えば日中に勉強をしなくて夜になってから慌てて取り戻そうとする必要はないと思います。その日はリフレッシュができたと切り替えて、いつもと同じ時間に寝て次の日から頑張ればいいと思います。
もう一つは挑戦してるだけですでにすごい!ということです。
僕は併願校には落ちてしまいましたが、このときどうしても自信はなくなります。他の人に比べていい点数を取れなかったから落ちているので、「努力が足りなかったな」とか「もっと勉強していればな」などネガティブな感情になってしまいますが、受験を終えた身からすると(こんなこと言うと他の受験者に怒られそうですが)「運もあるよ!!」と声を大にして言いたいです。もちろん合格したらそれを自信にすればいいと思いますが、不合格でも必要以上に引きづらずに自信を持ち続けてほしいです。
大雑把な内容になっていると思いますが、受験の細かい話や併願校についての話を聞きたいなど、気になることがある方は遠慮なく連絡してください!可能な限り相談に乗ります。
受験生の皆さん、頑張っているのは知っているので頑張れとは言いません。
ただただ応援しています!
オススメの参考書
数学
- 編入数学徹底研究
- とりあえずこれはマストです。しっかりと理解をしましょう。受験の直前まで何度も見返したり確認することになると思います。
- 編入数学過去問特訓
- 演習量を確保するのにいいと思います。
- 細野真宏の確率が本当によくわかる本
- 高校確率が範囲の方におすすめです。この本が解ければある程度の問題は解けるようになれると思います。
物理
- 弱点克服 大学生の初等力学
- 力学の分野はこれをすれば基礎が身につくと思います。応用的な問題は大学の過去問を大量に解くといいと思います。
- 物理のエッセンス 熱・電磁気・原子
- 熱力学と電磁気の勉強をするのに使いました。大学受験用の教材なので公式などを確認するのに使いました。
化学
- 鎌田の有機化学
- 福間の無機化学
- 鎌田の理論化学
- 高校化学の勉強はほぼこの3冊で勉強したと思います。
- 化学重要問題集
- 有機化学や理論化学の演習をするのに使いました。すべて解く必要はなく、苦手な部分や難しい問題を解きたいときに使うといいと思います。